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読書メモ⑧双極性障害が読んでよかった本

 私は双極性障害なのですが、発症した時は「なぜこんな事になったんだ?」「どうすれば治るんだ?」とかなり思い悩みました。そんな時に支えになってくれた本を紹介します。

①『これだけは知っておきたい双極性障害』加藤忠史

 「双極性障害とは何か」という基本中の基本から、きっかけや原因・細かな症状などイラストを交えながら解説してくれています。

 その中でも特に、合間合間に挟まれているQ&Aが役立ちます。「双極性障害になりやすい性格とは?」「適した仕事はあるか?」など、気になっていたけどどこを探しても見つからなかった情報が山ほど載っています。そのどれかは自分の悩みを解決してくれる回答になっているのではないかと思います。

 簡潔に易しく説明してくれているので、1番最初に読むにはもってこいの一冊です。

②『もっと知りたい双極性障害』加藤忠史

 ①の作品の続編になります。前作より詳細に、一歩踏み込んだ内容が書かれています。薬の知識や治療内容について、また双極性障害の人なら必ずと言っていいほど耳にする認知行動療法についてなど、様々な分野の知識を得られる一冊となっています。

 タイトル通り、もっと双極性障害について勉強したいと思った時に手に取りたい内容だと思います。

③『双極性障害のための認知行動療法ポケットガイド』ルースCホワイト

 双極性障害の方の中には、日々の活動記録をつけている人も多いと思います。何時に起きて何を食べたか、気温や気圧は...など、私も細かく書くようにしています。ですが、何を記録してどのデータを分析すればいいんだ?と悩まれる方も多いと思うので、そんな時に参考にしたいのがこの1冊です。

 本作も「双極性障害とは」という基本から書かれていますが、うつや躁状態がどんな時に訪れるのか、振り返るために必要な情報を1から10まで丁寧に指示してくれています。またAction stepという自分の症状を把握するためのワークも盛り込まれているため、自身を客観視するには大変良い内容になっていると思います。

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