治療家の心得13【再発予防】
「症状改善」と「再発予防」は、治療系セラピストなら一度は憧れるパワーワードです。
しかし多くの先生は「症状改善」はできるようになっても、「再発予防」の習得には四苦八苦しているようです。
「再発予防」習得にはコツがある
言い方は別として、「症状改善」は がむしゃらに勉強するだけでも、ひたすら臨床経験を積むだけでも習得が可能です。
しかし「再発予防」は、それでは至らないところがあります。
すごく簡単に言うと、「再発予防」までを視野に入れた「症状改善」の治療と、「症状改善」を目的にした治療では、ちょっとした違いがあるんです。
もちろん後者でも、再発予防まで到達することは可能ですが、確率が前者と比べて下がってしまいます。
正解がない分野の話ですので、1つの考えと思って参考にしていただければ良いのですが、概念としては治療の終わり・・・
つまりゴール設定を「再発予防」にすると、そこにはヘルスケアの始まりが存在することに気づきます。
カイロプラティックの哲学を学んだ方なら、この意味がわかるのではないでしょうか。
参考になる書籍を最後に紹介しておきます。
病気の検診には健康診断、歯の検診には歯科検診があるように、症状の検診にカイロ院が選ばれる社会になりますように。
書籍紹介
カイロの哲学を一冊にまとめた本です。
出版元のエンタープライズ社は倒産しているため、中古でしか手に入らない状態です。