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幹事が飲み代タダ+クレカ決済でポイント付与はズル?

飲み会でのトラブル。

飲み代を、幹事が自分のクレジットカードで支払い、ポイントまでつける。
幹事の飲み代が無料になるところもあります。
幹事は、タダ酒どころかポイント分プラスになる。

このような幹事が得をすることに対して、不公平で面白くないと感じる参加者がいると、揉め事になることがあります。

結論から言うと、俺の意見としては

幹事無料+数百円程度のポイント付与は
幹事の労力を考えれば、原則として許容範囲内

幹事無料なら不満が出ないような対策や気遣いが必要であるし、参加者の確認を取ったり、自分から飲み代を割る頭数に入ったりするのが無難である。

と賛成の立場に立っています。


具体的な事例

参加費が1人5000円で
幹事を含めて10人の飲み会があります。

幹事は無料になるので会費は9人分総額45000円です。幹事が自分のクレジットカードで払うと1%分のポイントがついて450円分のポイントがつきます。

しかし、この45000円を巡って、下記のように思う人が参加者10人もいれば、1人くらいはいます。

「カードで払うなら、会費45000円から付いたポイント450円分引いて44550円を、幹事を含めた10人で割って4455円にするなど何かしら還元すべきであるし、集金した現金でそのまま払うべきである。」

「飲み代が無料になっている上に、ポイントまでひとりじめは大変な不平等である。そもそもトラブル回避のため、幹事が無料になるような店やプランは利用するべきでない。」

このようなことで揉めた事例が実際にありました。

反対側の言い分 ズルい!

やはり、人というのは、自分が気に入らない方法で他人が得をすることを面白く思わない、ズルいと感じてしまう生き物です。

幹事が無料になるくらいですから、それなりの人数と金額になる飲み会です。付与されるポイントも500や1000円分、それ以上のポイントでしょう。
付与されたポイントで、帰りに晩酌用の酒とおつまみまで買われては、参加者にはやってられない気持ちになる人が出るのは無理もありません。

また幹事に選ばれた人が、幹事が無料になるお店、プランという理由だけで選んでしまい、飲み会そのものが私物化されるみたいで不満に感じることも。

幹事が無料でいいというのは、あくまで店側のサービスに見せかけたテクニックであって、言葉を額面通り受け取るのは危険です。幹事の分の飲み代は他の参加者の飲み代に上乗せされています。

仮に本当の店の厚意で幹事の飲み代が無料になってもそれは店が勝手に許容していることで、他の参加者が幹事の飲み代のタダを許容しているかは別問題です。

幹事の飲み代が無料になったときの対策

幹事が、比較的高い飲み代が無料になったり、幹事の無料を是としない考えに至りそうなメンバーが多いと日頃の付き合いで感じていたりするならば

・自分から飲み代を割る頭数に入る(一番安全)
・締めのラーメン屋でおごってあげる
・飲み会前にウコンの力を全員に配る
・ポイントを貰う代わりに端数を幹事が負担することをあらかじめ通知する
・幹事が飲み代の代わりに遠方からの参加者に交通費を一部出してあげる

このような気遣いができると、理解が得られるのではないでしょうか。
サークルや会社が支払い方法について規則を作ってあれば、それに従うのが安全です。

幹事の順番をローテーションさせて、全員が1〜3年間のうちに幹事の得ができて最終的には平等になるようにするなど、工夫ができるといいでしょう。

賛成側の言い分

幹事の労力を考えれば許容範囲内である

幹事が段取りの労力に見合った報酬として、いささかの得をするのは、許容範囲であります。

お店選び、日時の調整、出欠確認、人数の増減があれば期日までにお店へと連絡をしなければなりません。その際には通話料もかかります。お酒の勢いもあり、幹事が損をしてしまうかもしれません。

人数が多かったり、上下関係がしっかりしている組織での飲み会だと、幹事より目上の人の対応があり、楽しむどころか、まともに飲み食いできなかったりします。

参加者の食べ物の好き嫌いとか、掘りごたつにした方がいいとか、交通の便が良い場所であるとか、そういったものを総合的に考えなければなりません。

幹事・・・というか何かイベントを主催するというのは、思ったよりも労力と責任のいることなのです。

つまり結論、幹事無料+飲み代の分のポイントが付くぐらいの金銭的利益を幹事が得ることは、世間一般の常識から考えても幹事の苦労をねぎらう意味でも、許容されても良いのではと考えています。

そもそも真の平等などあり得ない

全員が1グラム、1滴も違わぬ同じ量・種類の酒と食事が提供されて、同じ量を飲み食いをするわけではないのに、同額の会費が発生する時点で、そもそも平等ではありません。

本当に平等を求めるなら、そのレベルまで徹底しなければなりませんが、おそらく無理でしょう。

お酒を飲まない(飲めない)人と飲みまくった人が同じ会費になるのも、公平が保たれていません。

飲み会は通常の飲食店での食事と違い、完全に自分が食べた量だけのお会計ではありません。地位や階級の高い者がより多めに負担することもあるでしょう。

飲み会では幹事は多少の損がついて回ることを念頭に置いておかなければなりません。

まとめ 幹事にはお金で揉めない工夫と気遣いが必要

もちろん実費より500円も1000円も水増しをして会費を徴収したり、付与されたポイントだけで何千円・何万円分にもなるほどの高額・大規模な飲み会は、話が変わってきます。

水増しは悪質な詐欺罪に問われる可能性がありますし、個人のカードではなく法人のカードや後日振込など他の決済方法を検討したほうがいいです。

しかし、5〜30人程度のサークルや会社の一般的に想定される飲み会程度では、異を唱えて問題として取り上げるほうが、むしろ無粋ではないでしょうか。

参加者が幹事が多少の得をすることを知って気づいていて、かつ、許容しているのであれば詐欺になりません。そもそも詐欺罪が成立するための要件を満たさないことが多いかもしれません。

幹事にはトラブルに発展させないような工夫や準備が求められます。

まぁズルいと感じるような人は、日頃から人間関係が希薄で飲みに誘われることもなく、幹事を任されることもない人望で、幹事の苦労が分からないから本記事であるような異を感じるのかもしれませんね。

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