#39 ふだん通らない道を通ったのはいつですか?
近隣のお客さんから、月に1,2回掛けられる言葉があります。
「こんなところにこういう場所があるとは思わなかった!知らなかったです!!」
この声をいただくたびにとても嬉しく思っています。
スタジオをオープンして3年目に突入していますが、
近隣のひとに浸透していく時間の長さを感じると同時に、”ひとの習慣の違い”に気づかされます。
運営している側の気持ちとしては、オープン当初、特に1年目はポスティングもしてたし、江東区に特化したメディアにも掲載しているし、スタジオ前の道路を通る人は立ち止まって看板を見るひとも結構いるし、1年くらいで知れ渡っているんじゃないか?
という甘いことをついつい考えてしまいますが、実際は全くそうではない。
むしろ、お客さんから「こんな場所に・・」と言われる回数はだんだん増えてきています。
そして、このように声を掛けてくださる方のなかには「たまたま」スタジオ前の道を通った、という人が少なくありません。
「ふだんは全く通らないけど、たまたま買い物した帰りにこっちの道を通った」
「たまたまこっちの方に用事があって」
いろいろな「たまたま」事情でスタジオ前の道路を通った。
長く住んでいる場所でも、通らない道って結構ありますよね。
私自身、いま住んでいるエリアに来てからおおよそ10年近くになりますが、通勤経路から外れた裏通りを最近通ったのはいつだったか?と考えると、半年とか1年前とかになりそう。
ふだん通らない道に新しい店やサロンができているとか当然知りえないです。
いや、裏通りどころか、ふだん利用している駅の改札口とは違う改札を利用したのはいつか?ということでさえ、1年以上前なのでないかと思います。記憶すら曖昧。
数百メートル先の、ふだんは利用しない改札口の周辺ですら、どんな変化があるのか分かりません。
そう考えると、地元に店舗の存在が知れ渡るのは、本当に長くかかるんだなと感じます。5年、10年経っても「初めて知った!知らなかったー」というひともきっと現われるだろうと思うし、実はそれが密かな楽しみだったりします。その声を聞くためにも長く続けたい!
みなさんは、ふだん通らない道を通ったのはいつですか?
もし「最近、家と駅の往復だけだったな・・」という感じだったら、道を変えてみると発見があるかもしれません。
そして、知らない新しいお店があったらぜひチラシをもらっていただけたらと思います。私のようにその店主もきっと喜ぶと思います!
日に日に暑さが増している時期なので、水分補給は欠かさずにお体ご自愛下さい。