![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157679057/rectangle_large_type_2_cf23fefdb768ca330599c6ab9b85988b.png?width=1200)
コントロールとマネジメント
今回は、マネジメントの話になります。
タイトルからお察しのように「コントロールとマネジメントは別のものだよ」「やっぱりコントロールはしないで、マネジメントしようね」という内容です。
【結論から】
コントロールとマネジメントは切り分けなければならない。
スタッフなどを管理するのには「マネジメント」を遂行するべきである。
マネジメントは「心と脳を切り離す」
コントロールは「心と脳が切り離せていない」このように感じている。
つまり感情的な判断ではない。
マネジメントは、従業員の自律性を重んじ、成長を促す環境を整えることを意味している。
逆にコントロールは、従業員の自主性を抑え、指示通りの行動を強いることを意味している。
管理者として、従業員をコントロールするのではなく「信頼とサポートをベースにしたマネジメント(管理)を行うべきである。
【コントロール vs マネジメント】
「コントロール(内部統制)」と「マネジメント(管理)」
今回は、組織の話しなのでコントロール=内部統制、マネジメント=管理
このように意味づけています。
まず、コントロールとマネジメントの違いを明確にします。
1、コントロール(内部統制)とは?
コントロールは、従業員の行動をしっかり指示・監視し、従業員が管理者の決めたルールや方法に従うことを求める考え方
これは、従業員の自主性を抑え、指示通りの行動を強いることを意味しています。
2、マネジメント(管理)とは?
マネジメントは、従業員に自主性を持たせつつ、目標に向かって進むための『環境を整え、支援するアプローチ』
これは、従業員の成長を意識し、彼らが自分の能力を最大限に発揮できるようにするためのものです。従業員の意見や感情も尊重し、建設的に働ける環境作りをすること
【管理者が行う管理】
「マネジメント(管理すること)」は環境作りと方向性の提供と定義づけます。コントロールではなく、目標達成に向けた正しい環境作りが管理者に求められていると考えます。
主に4つのケースをあげてみました。
1、管理は環境作りと方向性の提供
管理者は従業員の緻密な行動を「コントロール」するのではなく、全体の方針や目標を示し、従業員がその目標に向かって自律的に動けるようサポートするべきであると感じています。
まず、目標の設定、目標に対する進捗管理、リソースの適切な配分などは、管理者の役割です。
2、信頼とサポート
管理者は従業員を信頼し、業務を任せる一方で、従業員が必要なサポートを受けられるように、適切なフィードバックを提供し、成長を促すことが求められます。
3、従業員の自律性を尊重する
*自律性とは、自らの価値観や信条、理念などの規範に従って、自ら考えて行動すること
従業員の自律性を育てることは、管理者の仕事ではないでしょうか。
コントロールとは異なるマネジメント(管理)は、従業員が主体的に行動的に導くことを重要視します。
4、問題発生時の対処
問題やトラブルが発生した場合、コントロールする管理者は、問題を強制的に解決しようとする考え方になります。
対してマネジメントでは、従業員と協力し、問題の本質を見つけて解決することをします。
例:売上が減った場合、コントロールは売り上げるために「より厳しいルールを導入する」ことになります。一方、マネジメントは「原因を分析し、解決策を一緒に見つける」という方向性の違いがあります。
【モチベーションから見る切り分け】
それぞれの統制と管理における、モチベーションの特徴を3つ考えてみました。
1、従業員のモチベーション向上
コントロールされると、従業員は受動的になり、仕事に他律的に働き、自分の役割に責任を持つことを放棄します。
マネジメントでは、従業員が能動的になり、仕事に自律的に向き合い、役割に責任を持つことをします。
2、従業員の成長と組織の強化
マネジメントしながら従業員が成長すると、組織全体が強化されます。コントロールでは従業員が成長しにくいのに対し、マネジメントは従業員のスキルや能力を伸ばす機会を与えます。
マネジメントを選ぶことで、従業員の成長>組織の成長という流れを強化できます。
3、柔軟な対応が可能
経営によって、従業員は自分で考えて動けるため、環境の変化や突発的な問題にも柔軟に対応できるようになります。
能動的に環境を整えていないと、突発的な状況が起きても自分から適応することや、解決に向かうことは行いません。
すべてコントロールする管理者の指示を待つ人になります。
【管理者としての管理は何を含むべきか?】
管理者が行うべき「管理」を羅列してみました。
目標設定:個人の従業員やチームの目標
フィードバックの提供:授業員の行動や結果について評価や改善点を伝え、軌道修正を促すこと。
リソース管理:時間、スキル、経費などのリソースの配分
問題解決のサポート:問題の因果関係の捉え方のサポート、問題解決に向けたプロセスのヒント
成果の評価:適切な人事評価など。全体を褒めるのではなく、個人の功績を適切に讃える。
【コントロールと管理の使い分け】
果たして、本当にコントロールを排除するべきなのでしょうか?
ボクは正直、そこまでコントロールを悪いと感じていません。
ただ、日常の場面ではなく緊急(特に災害)などはコントロールの組織が敷かれる必要があると感じています。
最近、運営するシェアサロンの入るビルで火事がありました。
このような緊急で重要な場面では、明確な指示が必要です。
コントロールをすることで適切な行動が取れることがあると感じます。
このような場面だけ、コントロールが必要ではないでしょうか。
それ以外はコントロールするような必要があるのでしょうか?
【美容室でよくあること】
美容室の環境でよくあることとして認識しているのが「店長や管理者がコントロールしている」ことです。
従業員に必要以上のルールを強要し、店長や管理者の「価値観」によって組織が成り立っている、、これが美容室に実に多いと感じています。
自主活性型組織、、なんて耳障りのいいことは言うのですが、実際はコントロールされた組織です。
先ほど述べたように、自主活性型の組織に見られるのは「マネジメント(管理)」です。
【まとめると】
コントロールとマネジメントは切り分けなければならない。
スタッフなどを管理するのには「マネジメント」を遂行するべきである。
マネジメントは「心と脳を切り離す」
コントロールは「心と脳が切り離せていない」このように感じている。
つまり感情的な判断ではない。
マネジメントは、従業員の自律性を重んじ、成長を促す環境を整えることを意味している。
逆にコントロールは、従業員の自主性を抑え、指示通りの行動を強いることを意味している。
管理者として、従業員をコントロールするのではなく「信頼とサポートをベースにしたマネジメント(管理)を行うべきである。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
みんなの日常のヒントになれば。
#美容師をちょっと良くするブログ
美容師をちょっと良くする活動中
・個室型シェアサロン 「The Apartment of Solon」 を運営
(表参道・錦糸町・船橋・市川)
・美容師をちょっと良くする「W & Co.株式会社」
美容師だからわかるサロンの問題解決
・ゲームで学ぶ!美容室の経営、マネジメントゲームインストラクター
美容室の経営をわかりやすく指導!
・訪問美容 fio
訪問美容の立ち上げをサポート
道具からノウハウまでセットで販売!
夢を叶えたからこそ美容師を良くしたい❗
理想と現実の差をなくすことへの挑戦!
美容師、美容室へのサービス提供をお考えの方は、お力になれます🤞
ご依頼はDMから
★ 個室型シェアサロン運営しています
The Apartment of Solon
★ 美容師のちょっと良くなることはご相談ください
W & Co. 株式会社
(美容師の売り上げ最大化、コンサル)
★ 訪問美容の事業もしています!
・訪問美容を立ち上げたい方は、おチカラになれます💪
・在宅で訪問美容を希望の方はご相談ください。
✄訪問美容 fio (フィオ)✄:在宅専門 訪問美容
https://www.fio-hairmake-houmon.com/