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<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>奈良・今井町、生駒の猫カフェ
奈良県のスケッチポイント
下に、訪れた奈良県の、私が訪れたスケッチポイントを示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1686132334775-KY7Ml49bo5.jpg?width=1200)
奈良・今井町、生駒の猫カフェ
(1)奈良・今井町
![](https://assets.st-note.com/img/1686132758270-1vv6R184Fz.png?width=1200)
ワットマン F4 ペンと透明水彩
この歳(実は後期高齢者)になって、街歩きスケッチをしていると、若い頃には全く見向きもしなかった場所で、想像もしなかった発見をすることがあります。
この絵の奈良県橿原市今井町もその一つです。読者はこの町がレトロな街並みで国の「重要伝統的建造物群保存地区」と聞いてもそれほど驚かれないと思います。なぜなら、全国にそのような場所はかなりの数に数にのぼるからです。
しかし、私が驚いたのはそうではありません。中世の「都市」がまるごと残っていることでした。町の周りには壕がめぐらされ、江戸期から明治、大正、戦前の昭和の伝統的木造建築がその中にそっくり残っているのです。
このスケッチをした時に初めて知ったのですが、それは「寺内町」という中世都市でした。
寺内町といっても、ピンとこないかもしれませんが、浄土真宗のお寺を中心として、北陸、関西を中心に数多く生まれた宗教自治都市です。
織田信長が目の敵にして戦った程度のことは歴史で習った記憶があるのですが、あらためて都市まるごとの歴史的な姿で目の前に出現すると俄然興味が湧いてきました。
この今井町のスケッチのあと、しばらく大阪府の富田林、高槻市の富田など寺内町を巡ってその歴史を調べたり直接見て感じたりしたのですが、ますます関心をもちました。いつか日本の都市の景観について記事を書いてみたいと思います。
前置きが長くなってしまいました。このスケッチは、まるくカーブした瓦屋根が程よく年月を重ね、微妙な色合いを呈していて美しいと感じたのと、立派な銅製の雨どいの形が気に入り描いたものです。
(2)生駒の猫カフェ
![](https://assets.st-note.com/img/1686138917236-7IsOn0XGPr.png?width=1200)
ワットマン F4 ペンと透明水彩
以前、大阪の保護犬カフェのスケッチを紹介しましたが、今回は生駒市内にある猫カフェです。スケッチ会のテーマで行ったのですが、そうでなければ自分では行かないと思います。
動物は、字の通り勝手に動き回るので瞬間を捉えるしかないのですが、犬に比べていろんなポーズをとるような気がします。身体がやわらかいのでしょうか。
(おしまい)
前回の記事は下記をご覧ください。