<私のスケッチポイント/作品紹介あれこれ>府中・ル・シーニュ二階広場でのジャズ演奏会、府中・大國魂神社酉の市の飾り付け
私が訪れた東京都区外の近郊都市、府中のスケッチポイントを下に示します。
府中・ル・シーニュ二階広場でのジャズ演奏会、府中・大國魂神社酉の市の飾り付け
(1)府中・ル・シーニュ二階広場でのジャズ演奏会
京王線府中駅の南側は、かつては細い路地が入り組んだ住居と商店の混在する街でした。再開発により平成29年に第一地区のビルが完成し一変しました(府中市ホームページ)。そのビルの名前が「ル・シーニュ」と云います。
2階に広場があり、コロナ以前は多くのイベントが開催されていました。
このスケッチは、ビル内の宮地楽器店がジャズ教室の生徒募集を兼ねて開催した無料の演奏会の風景です。
街歩きスケッチでは色んな場面に遭遇しますが、中でも嬉しいのはこのような演奏会です。音楽を聴きながらペンを走らせると、心から楽しくなるからです。
なお、色塗り完成後、インスタグラムに投稿したところ、フィンランドから質問が飛んできました。「絵の右端にフィンランド語の”kiitos”が見えるが、それはなぜなのか?」という質問です。
まったく意識せずに文字を書いただけなので困惑しましたが、調べると確かに「ありがとう」という意味のフィンランド語で、東京の西地区に何店舗かを有する雑貨屋さんの会社名でした。
その旨、質問者さんに返事を返すと喜んでもらえました。SNSは世界からよくわからないコメントがたまに来ることもあるのですが、今回のやりとりから何か地球が小さくなったように感じました。
(2)府中・大國魂神社酉の市の飾り付け
府中市観光のシンボル的な存在の大國魂神社は、年間に多くの行事が行われます。この絵は、11月の大鷲神社例祭、酉の市が行われたときに、門の横の松の幹にあった熊手の飾りつけを描いたものです。
派手な色に惹かれて描きましたが、使い始めたコピック(マーカー)で彩色したところ、さらに派手な色になってしまいました。
コピックを使ったのは、描いたスケッチブックが水彩用ではなかったからです。塗って見て分かったのは、そのままマジックインクのように塗ると色が濃くなるということでした、そのために、色が派手になったのでしょう。
逆に透明水彩の優しい色調を再認識することになりました。
(おしまい)
前回の記事は下記をご覧ください。
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