その言葉、自分の意図した通りに伝わっていますか?
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が633日目のnote投稿です。
本日はコミュニケーションについて。
自分が意図したことではないことが、いつの間にか相手に伝わっていて。
相手にとって、自分の言葉がとても"棘"として残ってしまう場合がある、というお話。
●自分の言葉の認識と相手の言葉の認識は異なる
以前にこちらの記事でも紹介したように、言葉には「シニフィアン」と「シニフィエ」というものが内包されています。
要するに、字面として見える言葉と、その内容・中身として示されるものがあるよ、ということですね。
この中で、目に見えるもの、あるいは耳で聞こえる音として、共通な「シニフィアン」(発せられた言葉)があったとして。
その言葉は、シニフィエとして各々の頭の中で処理された結果、意味を受け取ることになります。
人は言わずもがな、頭の処理機能も、それまでの背景知識も、経験も、人によって全く異なるので。
この受け取られる「シニフィエ」は、完全に一致する、ということはなんです。
●"ひとこと"だけで伝わらない時は、自分が当たり前と思っていることを言葉にする
なぜこのようなちょっと難しい概念を持ち出したかといえば。
喧嘩や意図のすれ違いを生みがちなのが、この考え方をお互いにわかっていない場合が多い、あるいは見ようともしていないことが多い、ということがあるからです。
意図的に思い込みを持って、それを無視する場合もありますね。
話し言葉、文面での言葉、いずれも相手に受け取られることで意味を持ちます。
その意味が、"ひとこと"だけでわからない場合はどうすればいいかと言えば。
受け手であれば、質問や相談をする。
話し手が、「わかっていなさそう」「誤解があるかも?」と思ったのであれば、補足の説明や自分の思っていたこと、背景などを追加で伝えてみる。
このようなやりとりをすること自体が、そのシニフィエを共通のものに近づける作業であり、コミュニケーションの本質でもあるんですよね。
●自分が言っていること・知っていることだけが全てではない
この言葉、私はとても好きなのですが。
自分がもし全能感を持っていたとしても、なんでも知っていると思い込んだとしても。
それは自分の認識のことだけで。
知っていることを知っているだけなんですよね。
知らないことは世の中山のようにあって。
今あることを全て知ることなんてできはしないんです。
それを自覚しながら、自分の認識や言葉を見つめ直していければ、コミュニケーションがより円滑になっていくかもしれませんね。
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今日はここまで。633日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
<体育実技>
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
<ワークショップ科目>
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践
<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い