
ウォーキングと便秘
ウォーキングの効果として講義でも、コラムでもよく紹介するのが以下の図です。

この中で効果と大腸うぃ活性化し、お通じを良くする、とあります。
つまり便秘にも効果的であることが考えられます。では、なぜウォーキングで便秘が改善されるのでしょうか?
本日はウォーキングと便秘について整理していきましょう。
本当にウォーキングは便秘に有効?
今回ご紹介する
慢性便秘症に対する食事療法,運動療法,理学療法
では
9 つのランダム化試験を集めたメタ解析では気功,ウォーキングなどを含めた有酸素運動が有意差を持って便秘患者の症状を改善すると報告している.本邦においての40歳以上の男女を対象とした研究ではウォーキングやランニング,筋トレは結腸通過時間を短縮すると報告している
とされています。
つまり、ウォーキングを含めた有酸素運動は便秘に有効的であると考えられます。
実際に歩く際には何を意識すればいいのか?
同じ研究ではなぜ便秘に有効なのか?ついて以下の通りに述べています。
腸管運動を促進するのは激しい運動よりは,有酸素運動といわれており,「ねじり」がある運動は腸管を刺激し,また自律神経のバランスを保ち腸管運動を整えるとされている
上記の通り、腹部でねじれが生じることが重要です。
これを加味してウォーキングの歩き方を考えると、腕の振り方が重要です。
腕を後ろに引いて歩くことで体幹部にねじれが生じます。
つまり、ウォーキングをする際に腕に振りに気をつけることで便秘にも効果的であると考えられます。
まとめ
ウォーキングは気軽に始められる運動です。
しかし、歩く目的を整理すると、歩き方の指導が変化します。
その人その人の目的に合った指導が大切です。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。
ウォーキング療法士の詳細はこちらから
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