ウォーキング療法士

歩行を科学、実践し、社会で活躍できる療法士です。 人間が生きるための基礎となる「歩行」をベースに、リハビリの現場だけでなく、一般の方々のニーズを意識した健康プログラムを提供します。

ウォーキング療法士

歩行を科学、実践し、社会で活躍できる療法士です。 人間が生きるための基礎となる「歩行」をベースに、リハビリの現場だけでなく、一般の方々のニーズを意識した健康プログラムを提供します。

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【認定セミナー情報】 7/10(水)にウォーキング療法士19期認定セミナーが開催。 会場は原宿。 実技は代々木公園! ウォーキングを通して社会貢献をするため、ウォーキングの基礎から指導のポイントが学べます。 詳細はこちら https://seminar.rehacollege.com/p/WT

    • 外反母趾にはこれ

      ウォーキングの相談でよく聞かれるのが”外反母趾”についての悩みです。 外反母趾の患者の割合は、成人の約4人に1人、全人口の2~4%と推定されています。女性や65歳以上に多く見られ、女性のほうが男性に比べて9:1の割合で多い症状であり、”長く歩けない”、”痛みが怖い”などの悩みが多く聞かれます。 その外反母趾に対して予防するためには内側縦アーチを維持することが重要です。では、その内側縦アーチを維持するためにどの様なことを指導すればいいのでしょうか? 本日は外反母趾予防のための運

      • 運動の最適時間

        ウォーキングを始めるきっかけとして、健康診断で体重、血糖値やコレステロール値を指摘されたから、という人も多くいます。 その悩みを抱えた人は ・どの頻度で歩くのか? ・どんくらい歩くのか? ・いつ歩くのか? という質問を多くされます。 頻度、強度については以前もお伝えしていますので、コラムを読み返してみてください。しかし、今までいつ歩くのか?については整理していませんでした。 本日はウォーキングに最適な時間について整理しましょう。 ウォーキングは夜がおすすめ 今回紹介する

        • 転倒予防のためのウォーキング

          現在、日本は超高齢化社会であり、その中で在宅で約425万人、施設利用者で約97万人の高齢者が介護保険を利用しています。 介護が必要となった主な原因としては1位が認知症、2位が脳血管疾患、3位が骨折・転倒となっており、要支援・要介護を予防するためには転倒予防も急務となっています。 では、ウォーキング療法士として、どう転倒予防に貢献できるのでしょうか?本日は転倒予防にウォーキングが効果的か?を調べてみました。 普段から運動することが重要 今回紹介する 地域高齢者の運動感覚と運

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        【認定セミナー情報】 7/10(水)にウォーキング療法士19期認定セミナーが開催。 会場は原宿。 実技は代々木公園! ウォーキングを通して社会貢献をするため、ウォーキングの基礎から指導のポイントが学べます。 詳細はこちら https://seminar.rehacollege.com/p/WT

          加齢に伴う足部の変化

          理学療法士、作業療法士は仕事柄高齢者の足を観察、評価、介入することが多いと思います。筆者の経験上、高齢者は回内足になっていることが多く、その影響から下腿が外旋または内旋してしまい、膝関節に負担が大きくなっています。 では、加齢に伴い、足部はどの様な変化をするのでしょうか? 本日は加齢に伴う足部の変化について調べてみました。 高齢者の足部の特徴 今回紹介する 歩行における若年者と高齢者の左右差の比較 では と報告されています。 ここで注目したいのが、高齢者のプロネーション

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          足が攣る要因

          ウォーキングは中強度の運動強度で実施することで様々な効果が期待できます。しかし、中強度の運動を実施したことにより 『足が攣った』と相談を受けることがあります。 では、その場合、どのようなアドバイスが必要でしょうか? 本日は足が攣る理由について調べてみました。 ポイントはマグネシウム! 今回紹介する マグネシウムの栄養生理学的重要性 では と報告されています。 つまり、運動において汗を書いた状態ではMgが足りなく筋が弛緩できなくなっていることで足が攣ってしまいます。 補

          乳酸の役割

          『乳酸が溜まるから疲れる』一度は聞いたことのあるセリフだと思います。 それに対して前回は本当に乳酸は疲労物質なのか?について調べてみました。 前回の内容はこちら 前回の内容で、乳酸は疲労物質ではないことが理解できました。では、乳酸はどのような役割があるのでしょう? 本日は乳酸の役割について調べてみました 乳酸は重要な役割があった! 今回紹介する 新たな乳酸の見方 では と報告されています。 つまり、糖代謝の調節をしている意義ある物質であり、エネルギーの源と考えら得ま

          乳酸は疲労物質??

          『乳酸が溜まるから疲れる』 一度は聞いたことのあるセリフだと思います。 でも最近では乳酸は疲労物質ではない、ということも聞かれます。 果たしてどちらでしょうか? 本日は乳酸について調べてみました。 乳酸は疲労物質ではなかった、、、 今回紹介する 筋収縮における乳酸の役割 では と報告されています。 つまり、乳酸が溜まっていても、筋は収縮ができることが考えられます。 では、乳酸はどのような役割でしょうか? こちらに関しては次回ご紹介していきます!! まとめ 医療国家

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          腰痛予防の効果的なウォーキング

          日本の腰痛人口は、40歳以上で約2,800万人と推定されており、「国民病」とも呼ばれています。また、日本人の8割以上が生涯に一度は腰痛を経験すると言われています。さらに腰痛の再発は一般的であり、腰痛の病気と経済的負担の大きな要因となっています。再発を防ぐために運動が推奨されていますが、どのような運動が良いのでしょうか? 本日は腰痛予防に対してのウォーキングの効果について調べてみました。 腰痛予防にも効果的なウォーキング 今回紹介する オーストラリアにおける腰痛再発予防のた

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          うつ病にはウォーキング!はちょっと待って!!

          うつ病を発症する人は年々増加傾向であり、日本では100人に3〜7人という割合で、うつ病を経験した人がいるという調査結果があります。それに伴うつ病による社会経済的損失は2兆円とも言われています。 そのうつ病に対してウォーキングは効果的であり、推奨されています。 しかし、”うつ病=ウォーキング”と考えると非常に危険な場面があります。 ではどのような注意点があるのでしょう? ”うつ病=ウォーキング”は危険 今回紹介する うつ病治療ガイドライン —精神科作業療法— では と報

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          歩く時の毎回姿勢を整えてから歩こう

          ウォーキングの効果を得るためには、中強度の運動強度で歩くことが重要です。それにより心身に様々な効果が得られます。 その中強度の運動強度で歩くためには正しい姿勢を保つことも一つのポイントとなります。 では、正しい姿勢で歩くことでどのような効果が得られるのでしょうか? 本日はウォーキングの際の姿勢による効果について調べてみました。 正しい姿勢を保つことは転倒予防につながります 今回紹介する MFC と下肢関節角度の相関値を用いたフレイル高齢者の歩行解析 では と報告されてい

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          骨密度を上げる歩き方

          臨床にいると、骨粗鬆症が原因となり骨折に至るケースが多く見受けられます。実際、日本には約1000万人以上の骨粗鬆症の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。 骨粗鬆症の治療として、服薬、食事、運動がポイントとなっています。 ウォーキング療法士として、お伝えできることがウォーキングによる骨粗鬆症予防です。 では、実際に歩くときにどのような点に注意していけばいいのでしょうか? 本日は骨密度を上げる歩き方を調べてみました。 ポイントは歩幅 今回紹

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          普段から歩いておくことの重要性

          現在日本は出生数と死亡数が逆転し、高齢化社会まっしぐらです。その一方で仕事の多様化など様々な変化があり、家族構成にも変化があります。65歳以上の者のいる世帯を世帯構造別にみると、1986年には「三世代で暮らす世帯」が4割を超えていたのに対し、2019年では「三世代世帯」は1割を切り、ひとり暮らしの世帯」と「夫婦世帯」が全世帯の6割を占めています。 つまり、今後の社会は高齢者が1人で生きていくことが求められてきます。 その高齢化社会にウォーキングではどのような貢献が可能でしょう

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          忙しい時の訓練に・・・

          2023年に高齢労働省は健康のために、3Mets以上の運動を毎日60分以上、さらに、週に2〜3回は筋力訓練の実施することを推奨しています。 この基準、、、現代人にはなかなか厳しいですね、、、 では、忙しい時でも短時間で効果的な運動はないのでしょうか? 本日は忙しい時でも健康のためにできる運動を調べてみました 短時間でも効果的! 今回紹介する わずか40秒の運動で身体に起こる劇的変化 では と先行研究で報告されています。 さらに、今回は研究で『10秒の全力スプリントを80

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          高齢者の移動範囲の重要性

          高齢者人口の拡大に伴い、高齢者の引き込もりが社会問題になっています。内閣府の「高齢者の生活実態に関する調査」の報告では、60歳以上の高齢者の会話の頻度(電話やEメールを含む)をみると、全体では「毎日会話をしている」者が9割を超えるものの、一人暮らし世帯については「2~3日に1回」以下の者も多く、男性の単身世帯で28.8%、女性の単身世帯では22.0%を占めています。 では、高齢者が行動範囲が狭小化すると、どのような影響があるのでしょうか? 普段の移動範囲を広げる必要性 今

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          ウォーキング教室のポイント

          各地で様々なウォーキングイベントが開催されています。 ウォーキング療法士も独自のイベントを開催しており、理学療法士、作業療法士だからこそお伝えできる内容となっています。 そのウォーキング教室も開催する際にはいくつかのポイントがあります。 今回はそのポイントの一つをご紹介します。 非日常を演出 今回紹介する 観光地をノルディックウォーキングで“かる~く歩く”楽しみ方の実践報告 では と報告されています。 つまり、ウォーキングコースを設定する際には、 ・日常では体験できない

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