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日記(つぶやき)まとめ

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介護のこと、家族のこと、仕事のこと、自分のこと。つぶやき形式で書いた内容のまとめ。自分がまとめて読みたいから作ります。
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#家族

父の介護から離れてみてわかったのは、「介護というタスクだけが異常に時間や手間がかかる」というより「自分らしく生きていくための時間って、想像以上に一日の大部分を占めているんだ」ってこと。自分として生きなくていいなら、きっと介護してあげられるんだろう。自分らしく生きる時間を削って。

ルピシアの緑茶と栗羊羹のセットを母と食べていた。ふと「栗の木ってどんなだろ?歌があるけど、よくは知らない」「逆にお茶は、葉しか知らない。花や実はつくの?」と母に聞くと、スマホで調べだす。栗の木は枝垂れた花が派手につき、オチャノキ(という名前らしい)は椿のような花が咲くそうだ。

友人への推し布教、どんなにプレゼンしても忙しさだけを理由に見てすらもらえないの、仕事ばかりして家にいないお父さんと日曜日に遊ぶ約束をようやくとりつけたのに当日になって突然会社に呼び出されたから約束が無しになり「いつか埋め合わせするから、ゴメンな」と言われた子どもの気持ちになる。

父が出す話題はいつも不快な内容。なので雑談をするとすごくストレス。他人なら無視をする、距離を置く等できるが、血のつながった家族で、しかも介護要員という立場では難しい。父はストレスを与えるつもりはもちろんないし、何ならもっと病人を楽しませろ、もっと気を遣え、くらいの態度だ。困った。

どら焼きをお取り寄せした。中に入っていた説明書きによると、いろんな神社に奉納される、由緒ある商品らしい。さてどこの名物なのか、会社の住所をパッケージから探してみると、都道府県ではなく「福山市」から始まっている。結局どこなんだ!と家族でひとしきり笑った。調べたら広島県でした。

懺悔します。「アニメの明るく楽しくなる話は男性が好む表現、テレビドラマのドロドロした複雑な人間関係は女性が好む表現」と大雑把に説明したら、父に「それじゃあ男が馬鹿みたいじゃないか」と解釈されたので「簡単に言えばそう!」と締めてしまいました。ごめんなさい。ただの統計の話なんです。

落ち込んだときには塩と肉を取ると「良い」と、妹が言った。塩と油が好物の子に言われると、本当なのかただの好みの押しつけなのか、少し迷う。
今日のおやつはファミマルのスモークタンにした。歯ごたえある厚みが楽しく、冷たいレモン味が夏らしい。
「良く」なったのか、今はまだわからない。

朝ドラ『虎に翼』を観るのが最近の我が家の習慣。父は主題歌が好きだと言う。米津さん(ハチさん)がこんな上の世代にも刺さるのだなあ、と感心していたら、サビのダンスシーンが好きなのだそうだ。わからなくはないけど、ボカロ厨の私としては少し肩透かしを食らった気分の朝。苦笑いしておいた。

左半身麻痺の父が見た夢。1日分の行動がプログラムされたスイッチを押されると、自分の意志と反してプログラム通りに体が動く、それも超高速で。「とっても怖い夢だった」そうだ。
思うように動かせない身体、特に大好きなプログラミングができない左手のことが、頭にずーっとあるんだな。きっと。

人と会う約束をすると、前日は約束に遅刻する夢を見る。父のひげそりを手伝うと、その夜は父の黒いひげがひと晩でサンタクロースみたいに伸び切っている夢を見る。
どちらも夢から覚めると、まだ遅刻じゃない時間だし、父のヒゲは伸びていない。
夢で先に失敗するから、現実で気をつける癖がついた。

母の日。雑貨屋で、花束型パッケージのティーバッグを買った。家に帰りさっそく母に渡すと、なんと同じ商品をすでに持っている。「(私の双子の妹)ちゃんから昨日もらったよ~」「そうなんだ。色違いもあったから迷ったんだよねえ」「色違いももらったよ~」と笑った。そんなところで気が合うとは。

『あさイチ』で自宅介護の看取り特集を観た。母は「ひとりぼっちで死にたい人は、動物みたいに死にたいんだろうね」と言った。「動物は、死期を悟ると誰にも見つからないところへ行ってひっそり死ぬって、よく言うもんね」。なら、大勢に看取られたいという人は、人間的に死にたいのかな。と思った。

10分に一本の電車が目の前で発車。仕方ないので、次が来るのを待つことに。10分後、着いた電車のドアが開くと同時にスマホの着信音。入院中の父からだ。電車を諦めて応答した。
なんの用かと思ったら、操作を間違えた、ごめん。で通話終了。
そんなギャグ漫画みたいなことある?と空を見上げた。