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u-note(宇野常寛の個人的なノートブック)

宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
僕はもはやFacebookやTwitterは意見を表明する場所としては相応しくないと考えています。…
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固定された記事

「個人的なノートブック」を再開します。

突然ですが、個人のノートブック(定期購読マガジン)を再開します。3年ほど前に、実は少しだ…

宇野常寛
2年前
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「リジェネレラティブ」をめぐる問題は「緑色」をしていない(赤く血塗られている)

今日は午前中から落合陽一さんと「リジェネレーション」を掲げたイベントに登壇してきた。この…

宇野常寛
22分前
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ネットリンチで「安心」するのではなくて、話を聞きに来てください!

音喜多駿がXのアカウントで、僕らPLANETS主催の年末(12.21)のイベントを告知したところ、「…

宇野常寛
3日前
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陰謀論を用いた情報戦が常態化するリスクについて

先日、音喜多駿との対談を収録した。話題は兵庫県知事選挙、先の衆院選、メディアと民主主義の…

宇野常寛
5日前
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兵庫県知事選挙について

さて、本当は来月1年ぶりに出す新刊の宣伝をした方が良いのだろうけど、今日は兵庫県知事選に…

宇野常寛
6日前
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(公開の場で大勢と)「議論」するとき僕たちが考えるべきこと

今日は少し事情があって、僕より若い世代の人たちにテレビなどの討論番組やトークセッションの…

宇野常寛
9日前
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もうJTC(的なもの)には戻れない僕たちが「うっかり騙されない」ために必要なこと

先日、ある企業リーダー向けのリベラル・アーツ研修のようなものに講師として参加したのだけど、そこでちょっとした議論になった。どういう議論かと言うと、それはプラットフォーム資本主義下の共同体についての議論だ。 参加していたのはいわゆる「JTC」と呼ばれがちな昭和の大企業の幹部職員たちで、僕よりも10歳くらい年上の人が多かったと思う。そしてこういう研修に前のめりに参加するような人たちなので、当然「JTC的なもの」に開き直って「朝礼も飲み会も社内行事も必要」とかは全然思っていなくて

なぜ「パターン破り」はすぐに「パターン化」するのか

先週、PLANETSCLUBのオンライン講座に青田麻未さんに登壇してもらった。テーマは「日常美学」…

宇野常寛
12日前
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とりあえず「再分配よりも互酬性」と言ってしまう「罠」について

少し前に、宇沢弘文没後10周年記念イベントの、あるセッションに登壇した。占部まりさんの司会…

宇野常寛
2週間前
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トランプ復活問題から、日本の「冷笑」と「ネトウヨ」を考える

今日もドナルド・トランプの大統領復帰について考えたことを書いてみたい。あれから2日、案の…

宇野常寛
2週間前
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アメリカ大統領選について考えた3つのこと

さて、今日はアメリカの大統領選挙について考えてみたい。最初に断っておくけれど、僕はハリス…

宇野常寛
2週間前
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「教育」の基本は「親ガチャのキャンセル」と「外の世界につなぐ」こと

来月、PLANETSから(つまり、僕のプロデュースで)白井智子さんの『脱学校論』が出版になる。…

宇野常寛
2週間前
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「オタク」的な感性の二つの政治性、「押井守的なもの」と「ゆうきまさみ的なもの」

さて、今日は久しぶりにアニメのこと……というかオタク的な感性について書いてみたい。 それ…

宇野常寛
2週間前
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土地と人間のかかわり、その二つのアプローチ(『マタギドライヴ』の旅 #11)

今日は、一連の秋田取材旅行記の最終回ということで、ちょっとしたまとめのようなことを書いてみたい。それは土地と人間のかかわりかた、のようなものについてのことだ。 鈴木さんのお手製の熊鍋で腹を満たした僕たちは、そのまま彼の納屋に案内された。そこには重要文化財の指定を受けているような、マタギ猟にかんするさまざまな道具や資料が収められていて(普通に、しかも割と無造作に「火縄銃」とかがある)、ちょっとした博物館のような空間になっていた。 鈴木さんはその一つ一つを丁寧に解説してくれた