なた・Natter

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最近の記事

春と秋がなくなって夏と冬だけになる?

ちょっと大げさな言い方ですが、「冬からいきなり夏になった様だ」という話を時々耳にします。 「日本の気候は四季の特徴が顕著である」とよくいわれます。体感として最近は春と秋の期間が短くなっている気がします。寒い季節と暑い季節の移り変わりが急峻になっているという実感がありますが、あくまでも感覚的なもので、正確な話はデータをきちんと調べる必要があります。 とくに年ごとの変動と長期的なトレンドはきちんと区別する必要があります。

    • 新緑の季節

      この間まで寒い日が続いていたと思ったら、急に暖かくなりました。それにともない植物たちも一気に開花や芽吹きをむかえています。 先日出かけたとき、青空に映える新緑が美しかったので、写真に撮ってみました。使用したのは、細かな露出調節などの機能がないコンパクトカメラでしたが、それなりに美しく撮れた感じです。 コロナ禍以来、カメラを持って遠出する機会も少なくなってしまったので、せめて所用で出かけるときも目に映った風景を記録しておくことにします。

      • 「たこ焼きの半径上限に関して」という論文

        橋本幸士氏(京都大学教授)とYouTuberラムダ技術部氏による共著論文だそうです。 https://www.shueisha-int.co.jp/pdf/takoyaki.pdf こういうテーマに取り組むのは決して「才能の無駄遣い」ではない、と信じたいと思います。 対象物の不均一な物性ゆえに未解決の課題も多いようです。

        • 静岡県知事の問題発言

          静岡県の川勝知事が、新入職員の入庁式で行った訓示が問題になっています。問題が指摘された当初は「謝罪はする、知事は辞職するが、発言の撤回はしない」と強気でしたが、周囲にたしなめられたのか、昨日には正式に撤回したと報道されています。 問題の発言を含む訓示の全文は朝日新聞の下記サイトで公開されています。全文を無料で読めます。 川勝知事の訓示全文 静岡県の新規採用職員へ「県庁はシンクタンク」 [静岡県]:朝日新聞デジタル (asahi.com) 発言が問題視された直後に、ご本人が

        春と秋がなくなって夏と冬だけになる?

          明日から暖かくなる予報、桜の開花も一気に進むか

          初めて自分で撮ったオリジナルの写真を見出しにしてみました。撮影日は昨年3月29日でした。 昨年は東京で桜(ソメイヨシノ)の開花が例年にない早さ(3月14日開花、22日満開:日本気象協会発表)でしたが、今年は本日(3/28)現在では、まだ「つぼみ」のようです。明日から暖かくなると言う予報なので、週末に一気に開花するかも知れません。西日本は少し早めのようで、ところにより開花宣言が出ている場所もあるとのことです。 昭和の時代には、東京で桜が満開になるのは公立小中学校の入学式が行わ

          明日から暖かくなる予報、桜の開花も一気に進むか

          暑さ寒さも彼岸まで、そして菜種梅雨

          春の彼岸は春分の日を挟む前後3日の7日間です。今年は3月20日が春分の日だったので、17日から24日までとなります。「暑さ寒さも彼岸まで」ということばをたびたび耳にします。「○○まで」というのは、その期間も含むとされていますので、春の彼岸が「過ぎると」寒さも去って行く、といわれていることになります。 実際には年により差があります。昨年は春の訪れが早く、東京では22日にソメイヨシノが満開になっていました。今年は比較的暖冬だったものの、3月中頃から気温の低い日が多くなり桜の開花も

          暑さ寒さも彼岸まで、そして菜種梅雨

          13年目の3月11日

          画像は本文と関係ありません。この記事には災害関係の画像は意図的に採用しないこととしました。 本日で東日本大震災 [気象庁による正式名称は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」] から13年になります。昨年は、十二支が一回りした年あるいは仏教で故人の十三回忌にあたる年ということで、10年目の2021年に次いで多く報道されたような記憶があります。今年は特別な周年でもありませんが、年初に能登半島で大きな地震があった事もあり、いつもの年以上に話題にのぼっているように感じま

          13年目の3月11日

          クリエイター名変更のお知らせ

          いままでnoteでは、他のSNSで使用しているハンドルと全く異なるクリエイター名を使用していました。これはある個人的事情に依るものでしたが、今般その必要が無いと判断し、他SNSでの表示名と連想可能な名前に変更しましたのでお知らせします。 なお、アカウントIDについては恒久リンクが変わるなどの影響があるので、変更しないこととします。

          クリエイター名変更のお知らせ

          政治とお金の問題

          自民党議員の一部派閥が「派閥主催の政治資金パーティー」の収入のうち、各議員に定められたノルマを超えた分を「議員自身の政治団体の収入とする」という運用をしていたことが問題になっている。 より厳密に言えば、この様な運用自体は政党内やその中の派閥内で合意してやる分には問題ない。だが、それを正しく報告書に記載しなかったことが政治資金規正法に違反するということで、既に一部の者は刑事事件として立件されている。そしてその事を派閥の幹部が知っていて黙認した、あるいは指示した事が問題となってい

          政治とお金の問題

          自分にとって居心地の良い場所を見つけること

          画像は本文と関係ありません 最近感じるのは、物理的な空間でも、人の繋がりでも、あるいはネット上の仮想的な場所でもとにかく「そこにいることが安心感を与えてくれる」ような場所をもつことが大事だということです。 「自分より格上の人たちの集う場所」に参加することは、自己を向上させるための目標設定に有用な良い刺激を与えてくれることでしょう。ただし注意しないと、自分に過度の無力感を感じてしまい、向上心そのものを挫くリスクがあると感じています。 やはり身の丈に合った、居心地の良い場所を

          自分にとって居心地の良い場所を見つけること

          「規制の虜」について

          「規制の虜」という言葉があります。 本来規制すべき側の監督官庁などが、規制される相手側の論理に縛られてしまい、規制が機能不全となってしまう状態を現わすものだそうです。 過酷事故を起こした福島第一原発についても、事故前の第一次安倍政権時代に時の首相が、技術的な裏付けも無く「全電源喪失は有り得ない」と国会で答弁してそれ以上追及されることも無く過ぎてしまっていました。 「大人の事情」(証拠がないので詳しくは述べませんが)で原発を推進したい政府と、金儲けのためになるべく安全のための

          「規制の虜」について

          「安全基準」は過去の教訓の上に築かれていることを知るべき

          また自動車メーカーによる認証検査の不正が明るみに出てしまった。 広く目を向ければ自動車メーカーに限らず様々な企業が、データの改ざんや捏造などの不正を行ってきていたことが発覚している。メーカーに限らず、また企業に限らず政治も含めていろいろな分野で隠蔽、改変などの不正が横行している感があるが、今回は製造業における安全(環境保全を含む)関係の技術的な基準に関する事案に限って考えることにする。 資本主義の自由競争市場では、政府などの権力による適切な規制が必要である。もし規制を行わ

          「安全基準」は過去の教訓の上に築かれていることを知るべき

          健康づくりのための睡眠ガイド 2023

          厚生労働省のWEBサイトにて昨年12月21日付で表記ガイド検討会の最終案とされる文書が公開されました。https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001181265.pdf 過去に同様の指針が発表されたのは平成15(2003)年度、平成26(2014)年度で、今回のガイドも含めてそれぞれ約10年間隔で発表されたこととなります。冒頭の「睡眠指針改訂の主旨 」によると、前回の指針策定以降に蓄積されてきた睡眠に関する新たな科学的知見を反映した内

          健康づくりのための睡眠ガイド 2023

          「すべからく」の誤用について

          ヘッダー画像は本文と関係ありません。梅が咲き出したので、咲き始めの紅梅の画像をお借りしました。 「すべからく」は漢字で書くと「須く」となり、動詞を修飾して文末は「べし」で結ぶのが原則です。意味としては「当然~しなければならない」ということになります。 漢文の心得のある方には基本以前の話と思いますが、日常生活やSNS上で時たま誤った使い方をされているのをみかける様に感じます。 (語源的なことは不明ですが)「全て」と最初の2文字「すべ」が同じなので、「すべての」と言うべきところ

          「すべからく」の誤用について

          大規模災害時における「プッシュ型支援」の限界

          ※ヘッダー画像は「フォトギャラリー」からお借りしました。 元日の夕刻に能登地方で最大震度7の地震が発生しました。最初に本震災で犠牲となった方々に哀悼の意を表し、また今も不自由な生活を送っておられる被災者の皆様にお見舞い申し上げます。 当日中に岸田首相は記者会見で「現地からの要請を待つことなく必要な物資を送り届ける『プッシュ型支援』を行う」と表明しました。 その後に政府がとった対応など、細かな動きは伝えられていませんが、初動として比較的被災地に近い大都市である関西圏の警察や

          大規模災害時における「プッシュ型支援」の限界

          謹賀新年

          2024年あけましておめでとうございます。 自分自身に直接関係ないとは言え「おめでとうございます」と言って良いのかも悩むような災害や事故もあり、新年のご挨拶の投稿も延び延びになっていました。そうは言ってもやはり「松の内」に年頭のご挨拶を、ということで、今年の初投稿になります。 約4年前からのコロナ禍で世の中全体が「外出や行事控え気味」になっていました。それが昨年5月にCOVID-19について感染症法上の指定が5類となると、一気に溜まっていたものを吐き出すように人の動きが活