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【実食レポ】 「真鳥餅店」(長崎県五島市) かんころ餅(生)

暑さに負けて阪急うめだ本店の和菓子売り場をうろうろしていたら、コンパクトな催事場「銘菓銘品催事 四季折々」に、「真鳥餅店」が出店していました。
売っていたのは「かんころ餅」です。

真鳥餅店の情報

真鳥餅店は、長崎県五島市にあるかんころ餅のお店。
味にバリエーションのあるかんころ餅が商品のメインです。
ほかにバターやチョコレートがプラスされた可愛いデザインの商品が2種あります。

かんころ餅って、名前は聞いたことがあったけど、いただいたことはないかもと思い、買ってみることに。

かんころ餅(生)とは

通常は真空パックされた日持ちのするかんころ餅を売っていますが、阪急の売り場では珍しい「生」が買えるというので、「生」のプレーンを購入しました。
2024年7月時点で税込648円です。

ちなみに、どれにしようかなぁ〜と冷蔵ショーケースの前で迷っている間に、何人もの人が買っていきました。

生はそのままビニールに入れてくれます

真空パックの賞味期限は製造日から120日ですが、生は購入した日から3日です。

近世の甘藷(かんしょ、さつまいも)伝来以降、五島列島には甘藷が根付いており、甘藷を薄く切り、天日で干した「かんころ」と呼ばれる干し芋、「かんころ」と「お餅」を搗いた「かんころ餅」という餅菓子は五島列島のシンボルでありソウルフードです。

真鳥餅店

原材料はいたってシンプル、さつまいも(国産)、餅米(国産)、砂糖、馬鈴薯澱粉のみです。
今回はプレーンだけ購入しましたが、味のバリエーションは、ゴマ、よもぎ、紫芋入りがあります。


棒状の形がお餅っぽいです

「かんころ餅」実食

購入したときに、「かんころ餅の美味しい召し上がり方」が書かれたパンフレットをもらいました。

それによると、1〜2センチほどにカットして、トースターやフライパンの弱火・中火で軽く焦げ目がつくまで焼くと書かれています。
焼いた後、バターや、蜂蜜と醤油などをつけて食べても美味しいそう。
さらにサイコロ状にカットして揚げて、バニラアイスや蜂蜜を添えるアレンジも紹介されていました。

辻金物の手付焼網で焼きました

こういうものを焼くために持っているはず(いつもはパンしか焼いていない)の、京都の辻金物さんの手付焼網で焼くことにしました。

うわ〜、良い焼き色がつきました、おいしそう。


奥はバターを乗せました

そのままとバターを乗せていただいてみることに。

プレーンは、シンプルなお芋の味で想像よりも甘くありません。
お砂糖は、お餅が割れない程度に入っているのかな。

バターを乗せた方は一気に濃厚になって、デザート感が出ます。

お餅といってものびるほどではなく、でも、ねっとりした粘りがあります。

素朴な味がいいなぁ〜と思いました。
私はバターを乗せた方が好きです。

ちょっとずつ楽しめるのも良い

カットしたかんころ餅は、冷凍することができ、冷凍のまま焼いたらOKなのも使い勝手が良くて推せます。

とりあえず、残りは1切れずつはがれるように冷凍して、ちょっとおやつが欲しいときに焼いていただいています。

関西では珍しいようで、来客時にお出ししたら会話も弾みました。
今度見かけたら、別の味も買ってみたいです。

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