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メディカルフィットネスの事業に活きる予防(健康増進)と医療の違いに関する5つの観点 その1~治療か?予防か?~
こんにちは!和風会メディカルフィットネス事業部の神谷です。
この仕事に携わるようになって、常に感じていることですが、この二つは近いようで大きなギャップがあります。
私の中では相当融合してきましたが、現実社会はなかなかそうではありません。
とは言え、これからの高齢化社会、生活習慣病、メタボの増加、コロナ禍によって露になった適切な身体管理。本来は相互理解と相互依存の中でシナジーを発揮していけるところだと思うのですが。ということで私なりの観点で違いをお伝えできたらと思います。
その1:治療か予防か?
医療は基本的に何らかの治療すべき心身の課題(=疾患)があり、医師の先生の診断と指示のもと、治療が施されます。
医療には人手もコストもかかります。
一方の予防は、そもそもの課題(心身の状態)が顕在化しておらず、これからも顕在化しないようにすることが基本なので、ご自身の自覚が起こりにくく、結果として健康行動に結びつかないということはよくあることです。
例えば血圧などが分かりやすい例かと思います。
国内には推計4000万人もの方が血圧に何らかの異常があるかもという試算もあるほどのものです。
高血圧の診断がつくような血圧であっても自覚症状が無い場合も多く、医師の先生に指摘や診断をされても改善しようと行動を起こす人は少ないのが現状です。
こうなる手前で予防していこうというのが特定健診や特定保健指導の役割とされていますが、マスで見た時に大きな成果は未だ出ていない現状と言えます。
治療に至る前に予防することが本来は大事なはずですが、様々な要因が相まってなかなか予防行動が広く社会に行き渡っているかと言えばそうでもありません。
新型コロナにおいても、個々人の体調管理、身体管理を適切に行うことで、身体が本来持っている免疫機能をしっかりと働かせることが大切なように思います。
もちろん、現状で感染防止策をきちんととることは基本的なところで言うまでもありません。
メディカルフィットネスの事業では、このような端境期にある方々の予防に貢献することが、一つの存在意義ではないかと思います。
リスクを抱えがちな人をどのようにして進行予防していくか。このことに貢献するサービス、事業の展開が大事になると思います。
メディカルフィットネスの事業を進めていく上で乗り越えるべき観点でもありますので、事業運営を希望される方、取り組まれている方の参考になれば幸いです。
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