採用戦略に活かすフレームワーク
こんにちは、「WaCCa(ワッカ)の人」です。
今年も変わらず、採用市場の競争は厳しくなることが予測され、人材の採用は簡単ではありません…
採用に関する悩みを感じている中、課題の明確な可視化や課題解決の手段検討といった問題に対し、採用戦略自体を見直すことで、改めて方針や基準の目線合わせができ、より解像度の高い採用活動を推進することが可能です。
今回は、入り口や再設計においても採用戦略を立てる際に知っておきたいフレームワークについていくつか紹介したいと思います。
採用戦略のフレームワークとは?
いざ採用戦略を立て始めても、どういう風に立てればいいか、どういう風に進めればいいか迷ってしまった時には、なんだかんだ各論になってしまい、話がまとまらないこともあるかと思います。
フレームワークを活用することで筋道だった整理ができ、自社の目的に合った的確な施策を実行~推進していけます。
フレームワークごとに目的は異なり、それぞれをミックスすることでより解像度の高い採用戦略の設計に向いていたりしますが、ぜんぶ紹介すると一度に覚えきれないよ!と言いたくなるほどありますので、今回は厳選して紹介いたします。
★3C分析(サンシーブンセキ)
Customer|市場・顧客
Competitor|競合他社
Company|自社
3C分析とは、上記の3つの視点に注目し、自社がターゲットに対してアピールできる強みを分析する手法です。
分析のポイントとしては、外部要因である『市場・顧客=求職者』の視点で業界を俯瞰し、求職者がどんなニーズや価値観をもって就職・転職活動をしているのかを分析し、『競合他社』にはどんな特徴があるのか状況を把握、同時に内部要因である『自社』は求職者が何を期待していて、どのような点が競合他社との差別化になり得るのかについて明確化してくことです。
3C分析は、後段のSWOT分析と合わせて活用することが多く、求職者や競合他社に対して、自社の強みをどのように活かし、どんな弱みを克服して、機会損失をせずに採用活動を推進していけるかの可視化が可能です。
★SWOT分析(スウォットブンセキ)
Strength|強み
Weakness|弱み
Opportunity|機会
Threat|脅威
SWOT分析とは、上記の4つの視点に注目した要因分析するフレームワークです。
分析を行うことで、
『ターゲット人材に対してアピールできる自社の強み=Strength』
『ターゲット人材が離れていってしまいそうな自社の弱み=Weakness』
『採用活動がしやすくなる環境要因=Opportunity』
『採用活動にとってのマイナスとなりえる可能性が高い環境要因=Threat』
を洗い出すことができます。
採用戦略を設計するうえでは、自社の強みだけでなく、弱みも正確に把握することは非常に重要です。
ターゲット人材に対してどのように自社の魅力をアピールすべきかを見つけ、活用できる機会を最大限に生かしつつも、脅威も把握しておくことでリスクマネジメントも踏まえ、採用戦略を有効に機能させましょう。
★4C分析(ヨンシーブンセキ)
Customer Value|求職者にとっての企業の価値
Customer Cost|求職者の負担
Convenience|求職者にとっての利便性
Communication|求職者との意思疎通
4C分析とは、上記の4つの視点に注目した自社について詳しく分析するために活用されるフレームワークです。
圧倒的な求職者目線で熟考することが肝要であり、分析していくことで、
『自社に入社してもらうことでどのような価値を求職者が得られるのか=Customer Value』
『自社に入社したことでデメリットはないのか、あるとしたらそれをどのように求職者の理解を得られるのか=Customer Cost』
『日程調整や連絡のやり取りの遅延などないように選考体験を向上していけるか、他にも求職者が真に知りたいと感じている情報を自社サイトやビジネスSNSなどで得られやすいようになっているか=Convenience』
『選考過程において、求職者との相互に齟齬のないコミュニケーションが確実に取れるか=Communication』
を明確化していくことが可能です。
自社の魅力を構築していき、求職者に選ばれる会社になるよう採用活動に取り組みましょう。
最後に
作業が先立ってしまうことも多々ありますが、採用戦略立案は採用担当にとって必要不可欠のことであると思います。
なにかエラーやインシデントがあった時にここで考えたことに立ち返れることは非常に有効です。
自社の採用目的やターゲット人材を明確にし、ぐいぐい進む採用戦略を組み立てていきましょう!
また、上記で紹介したようなフレームワークを活用したより具体的な事例についても、今後投稿していけたらと思います。
今回はこんなところで。
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それでは!
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