バリュープラス アーカイヴ プロジェクト

株式会社バリュープラスは、 フィルム/台本/制作資料など貴重な資産を、棚卸からスキャン…

バリュープラス アーカイヴ プロジェクト

株式会社バリュープラスは、 フィルム/台本/制作資料など貴重な資産を、棚卸からスキャン、美術展まで、後世に残すお手伝いをします。 【実績】 2022年「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」アーカイブ業務 2023年「昭和特撮フィルムを後世に残したい!」クラウドファンディング

マガジン

  • アーカイブの専門家に聞く!

    バリュープラス アーカイヴ プロジェクトのメンバーが、アーカイブの専門家にお話を聞くシリーズの記事をまとめています。

  • 制作現場と「紙」についてのお話

    映像作品の制作現場で使われる「紙」についての記事をまとめました。

  • ピープロアーカイブストア 関連記事

    クラウドファンディングによりデジタル化されたピー・プロダクション作品のポジフィルムを商品化するプロジェクトが始動!ピープロアーカイブストア関連記事をまとめています。

  • 「昭和特撮フィルムを後世に残したい!」関連記事

    弊社で企画するクラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」のプロジェクトに関する記事をまとめていきます。

記事一覧

ポップカルチャーと「紙資料」に付きまとうジレンマ

映像制作現場で使われる「紙資料」について、これまでアニメ作品の制作現場や、台本の印刷を手がける会社の方々からお話を聞いてきました。 では、アーカイブした資料を「…

アーカイブできなくなってしまう前に、早めの決断を!―アーカイブの専門家に聞く!#4

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 私たちバリュープラスと同じメモリーテックグループの株式会社クープ(qooop)では、映像/音響の編集のほか、…

利活用できる“考古学”としてのアーカイブ ―特撮美術監督・井上泰幸の素顔 第二回

私たち株式会社バリュープラスは、「ゴジラ」シリーズをはじめとする特撮映画の美術監督として活躍した井上泰幸氏の個展「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」(2022年/東…

アニメ制作のデジタル化は、アーカイブにも直結する!

私たちはMakuakeプロジェクト「捨てたくない! でも残しておけない! アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!」で、アニメ制作現場から廃棄される紙資料を再利用する…

持続可能な社会のために、「消費するだけではない」作品制作を![後篇]

映像制作現場で使われている「台本」。作品の完成後、役目を終えた台本はどのような道をたどるのでしょうか? 台本を中心としたアニメや実写の映画、ドラマなどの制作現場…

捨てたくない!でも残しておけない!アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!

バリュープラス アーカイヴプロジェクトの新企画 捨てたくない!でも残しておけない!アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!では、アニメ作品の制作現場で廃棄される…

千羽鶴からコーヒー豆まで!こんなものも再生紙にできる!

映像制作現場で使われている「紙」についてお話を聞くシリーズ第三弾です! 私たちは、デジタルアーカイブ後に廃棄されてしまう制作現場の紙を生まれ変わらせて、もう一度…

『ゴジラ』にも登場したアルミニウム彫刻の秘密 ―特撮美術監督・井上泰幸の素顔 第一回

私たち株式会社バリュープラスは、「ゴジラ」シリーズをはじめとする特撮映画の美術監督として活躍した井上泰幸氏の個展「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」(2022年/東…

24時間営業!?台本印刷のスペシャリストたちに聞く![前篇]

映像制作現場で使われている「紙」についてお話を聞くシリーズ第二弾です! 制作現場とは切っても切れない「台本」は、どのように作られているのか? 台本を中心としたアニ…

最大の基準は「当時の記憶」昭和特撮写真をデジタルで蘇らせる!

「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」クラウドファンディングの成功によりデジタル化した画像を、将来に渡って活用でき…

アニメ制作現場で使われる「紙」、その魅力と課題とは?

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 私たちは映像作品の制作資料をアーカイブする中で、多くの「紙」に触れる機会があります。制作に携わった方…

関智一が語る、特撮コレクターの究極の夢!【連載最終回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲ラ…

特撮コレクター・関智一に聞く!ピープロ写真の価値とは!?【連載第二回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲ラ…

声優・関智一が昭和特撮クラウドファンディングに応募した理由が明らかに!【連載第一回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲…

コンテンツ業界のお悩みを解決するクラウドアーカイブシステムとは?―アーカイブの専門家に聞く!#3

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 映画会社で配給・宣伝のお仕事をしているAさん(仮名)。たくさんの映像素材の管理にお悩みがあり、アーカイ…

作品を「オーセンティック」に残すために ―アーカイブの専門家に聞く!#2

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 バリュープラスのグループ会社である株式会社クープ(qooop)での、アーカイブ業務を紹介するシリーズの第二…

ポップカルチャーと「紙資料」に付きまとうジレンマ

映像制作現場で使われる「紙資料」について、これまでアニメ作品の制作現場や、台本の印刷を手がける会社の方々からお話を聞いてきました。 では、アーカイブした資料を「研究する」方にとって、「紙」はどのような存在なのでしょうか? 今回は、特撮/マンガ研究者で日本経済大学 経営学部経営学科 准教授の坂口将史さんに伺いました。 お話を聞く中で、ポップカルチャーに付きまとう様々な「ジレンマ」が見えてきました。 ―坂口さんはどのような研究をされているのでしょうか? 坂口将史さん(以下:坂

アーカイブできなくなってしまう前に、早めの決断を!―アーカイブの専門家に聞く!#4

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 私たちバリュープラスと同じメモリーテックグループの株式会社クープ(qooop)では、映像/音響の編集のほか、フィルムやビデオテープのアーカイブ業務にも取り組んでいます。 今回は株式会社クープ ネットメディアの山崎岳史さんに、“旧メディア”と呼ばれるビデオテープのアーカイブや、その活用についてお話を伺いました! ※所属・肩書は取材当時のものです。 ―クープではどのようなアーカイブ業務に取り組まれていますか?

利活用できる“考古学”としてのアーカイブ ―特撮美術監督・井上泰幸の素顔 第二回

私たち株式会社バリュープラスは、「ゴジラ」シリーズをはじめとする特撮映画の美術監督として活躍した井上泰幸氏の個展「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」(2022年/東京都現代美術館)に協力し、膨大な図面やデザイン画のアーカイブを行いました。 本記事では井上氏の姪で、遺族を代表して井上氏の足跡を後世に伝える活動をしている東郷登代美さんにお話を伺いました。 二回目は、特撮美術監督・井上泰幸氏の人物像に迫ります。 ―私たちも東京都現代美術館でアーカイブのための整理をしてい

アニメ制作のデジタル化は、アーカイブにも直結する!

私たちはMakuakeプロジェクト「捨てたくない! でも残しておけない! アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!」で、アニメ制作現場から廃棄される紙資料を再利用する企画に挑戦します。 では、「その紙資料は本当に廃棄してしまっていいの?」「アーカイブとして残してあるの?」という疑問について、『東京ミュウミュウ にゅ~♡』(22)や『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』(23)などを手掛けるアニメーション制作会社ゆめ太カンパニーの取締役会長 アニメーターの

持続可能な社会のために、「消費するだけではない」作品制作を![後篇]

映像制作現場で使われている「台本」。作品の完成後、役目を終えた台本はどのような道をたどるのでしょうか? 台本を中心としたアニメや実写の映画、ドラマなどの制作現場で使われる印刷物を専門に制作されている株式会社三交社のお二人に、お話を聞いてみました。  ※所属・肩書は取材当時のものです。 【24時間営業!?台本印刷のスペシャリストたちに聞く![前篇]はこちら】 ―作品制作が終わった後、台本や紙資料はどのように扱われるのでしょうか? 増きららさん(以下:増) 基本的には廃棄で

捨てたくない!でも残しておけない!アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!

バリュープラス アーカイヴプロジェクトの新企画 捨てたくない!でも残しておけない!アニメ制作で使われた紙をもう一度使いたい!では、アニメ作品の制作現場で廃棄される紙を再生紙に生まれ変わらせたペーパーアイテムの先行販売を、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて8/21(水)11:05から開始します。 この記事では、プロジェクトの詳細を公開! アニメ制作現場の紙を再生したノートを20%OFFで購入できる「早割」もあるので、販売開始を見逃さない

千羽鶴からコーヒー豆まで!こんなものも再生紙にできる!

映像制作現場で使われている「紙」についてお話を聞くシリーズ第三弾です! 私たちは、デジタルアーカイブ後に廃棄されてしまう制作現場の紙を生まれ変わらせて、もう一度使えないか?と考え、再生紙の製造について調べることにしました。 再生紙をつくるとはどういうことなのでしょうか。様々な業界から出る古紙で再生紙を製造している山陽製紙株式会社に相談してみました。 ―まず、基本からお伺いしたいのですが、「再生紙」とはどういったものなのでしょうか? 山﨑貴史さん(以下:山﨑) 一度使用

『ゴジラ』にも登場したアルミニウム彫刻の秘密 ―特撮美術監督・井上泰幸の素顔 第一回

私たち株式会社バリュープラスは、「ゴジラ」シリーズをはじめとする特撮映画の美術監督として活躍した井上泰幸氏の個展「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」(2022年/東京都現代美術館)に協力し、膨大な図面やデザイン画のアーカイブを行いました。 本記事では、井上氏の姪で、遺族を代表して井上氏の足跡を後世に伝える活動をしている東郷登代美さんにお話を伺いました。 第一回は、井上泰幸氏の妻であるアルミニウム彫刻家・井上玲子氏についてのお話です。 ―まず、東郷さんは特撮美術監督

24時間営業!?台本印刷のスペシャリストたちに聞く![前篇]

映像制作現場で使われている「紙」についてお話を聞くシリーズ第二弾です! 制作現場とは切っても切れない「台本」は、どのように作られているのか? 台本を中心としたアニメや実写の映画、ドラマなどの制作現場で使われる印刷物を専門に制作されている株式会社三交社のお二人に、お話を聞いてみることにしました。  ※所属・肩書は取材当時のものです。 第一弾・アニメ制作現場で使われる「紙」、その魅力と課題とは?はこちら ―三交社が台本印刷をメインの事業にされたのは、どのような経緯からなのでし

最大の基準は「当時の記憶」昭和特撮写真をデジタルで蘇らせる!

「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」クラウドファンディングの成功によりデジタル化した画像を、将来に渡って活用できるようにするため、私たちは画像のレタッチ(修復)に取り掛かることになりました。 そこで相談を持ち掛けたのが、「平成ガメラ」シリーズの4K HDRリマスター制作などに携わられた、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスのアーカイブコーディネーター (当時)土方崇弘さんでした。 普段は「映画」という動き

アニメ制作現場で使われる「紙」、その魅力と課題とは?

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 私たちは映像作品の制作資料をアーカイブする中で、多くの「紙」に触れる機会があります。制作に携わった方々の手書きの痕跡を目にしたり、紙の劣化具合から経た年月の長さが見てとれるなど、制作資料には多くの方々の想いとその歴史を感じます。 今回は、アニメ作品の制作現場ではどのような紙が使われているのか、そして紙の魅力や取り扱いの課題について、「デジモン・アドベンチャー」劇場版や「東京ミュウミュウ にゅ~♡」(22)などを

関智一が語る、特撮コレクターの究極の夢!【連載最終回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲ライオン丸』(1973)、『鉄人タイガーセブン』(1973)、『電人ザボーガー』(1974)の4作品の商品を展開する「ピープロアーカイブストア」がオープン! 本企画の応援隊長を務める声優・関智一さんに、ピープロ作品への想いを語っていただきました! 【第二回はコチラ】 ──今回「ピープロアーカイブストア」で発売

特撮コレクター・関智一に聞く!ピープロ写真の価値とは!?【連載第二回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲ライオン丸』(1973)、『鉄人タイガーセブン』(1973)、『電人ザボーガー』(1974)の4作品の商品を展開する「ピープロアーカイブストア」がオープン! 本企画の応援隊長を務める声優・関智一さんに、ピープロ作品への想いを語っていただきました! 【第一回はコチラ】 ──関さんはフィギュアの原型もご自分で作ら

声優・関智一が昭和特撮クラウドファンディングに応募した理由が明らかに!【連載第一回】

クラウドファンディング「『ライオン丸』『タイガーセブン』『ザボーガー』昭和特撮フィルムを後世に残したい!」でデジタル化された、『快傑ライオン丸』(1972)、『風雲ライオン丸』(1973)、『鉄人タイガーセブン』(1973)、『電人ザボーガー』(1974)の4作品の商品を展開する「ピープロアーカイブストア」がオープン! 本企画の応援隊長を務める声優・関智一さんに、ピープロ作品への想いを語っていただきました! ──まずは関さんとピープロ特撮作品の出会いをうかがえればと思いま

コンテンツ業界のお悩みを解決するクラウドアーカイブシステムとは?―アーカイブの専門家に聞く!#3

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 映画会社で配給・宣伝のお仕事をしているAさん(仮名)。たくさんの映像素材の管理にお悩みがあり、アーカイブシステムの検討を始めました。 バリュープラスのグループ会社メモリーテックの提供するクラウドアーカイブシステム「KaleiDA-Arc」(カレイダアーク)の資料請求をしたのですが、なにやら難しそうで、早くも挫折気味とのこと… そこで今回は、Aさんと一緒に、メモリーテック株式会社 デジタルソリューション事業部の田崎

作品を「オーセンティック」に残すために ―アーカイブの専門家に聞く!#2

こんにちは、バリュープラス アーカイヴ プロジェクトです。 バリュープラスのグループ会社である株式会社クープ(qooop)での、アーカイブ業務を紹介するシリーズの第二弾です。 今回は、クープでアーカイブの現場に携っているカラリストの庄司光裕さん、フィルム技術スタッフの土屋摩利子さんのお二人に、お話を伺いました! ―お二人はアーカイブ事業の中で、どのような役割でお仕事をされていますか? 庄司光裕さん(以下:庄司) 私は全体的なワークフローの確立をしたり、現場の管理を主に