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声のお仕事の勉強は、孤独との闘い。
いきなりですが、憧れってありますか?こんなふうにできたらなー、あの人みたいになれたらなーという、なれるかどうかは別にした理想のような。
僕には“理想の声、なりたい声”あるんです。こんな声になりたい!こんなふうなお芝居ができるようになりたい!と、昔から思っている理想が。
【なりたい声】
Vシネや龍が如くの林田・倉橋役などで出演されている俳優、菅田俊さん。
ワンピースフランキー役、アンパンマンホラーマン役の声優、八尾一樹さん。
エヴァンゲリオン碇ゲンドウ役、世界の果てまでイッテQのナレーションをやられている立木文彦さん。
みなさん、ハスキーで個性的なんですが、かっこいい役からひょうきんな役までこなされます。僕はこの“ハスキーな声”に凄く憧れがあるんです。
ハスキーな声には、なんというか独特な色気があるような気がしているんです。男性女性関係無く。一時期、お酒を飲んでカラオケを思いっきりやったり、無理な発声をしたらなれるかも!?と思ってやってみたことがありますが、シンプルに喉が悪くなるだけでした。
なろうと思ってなれるものではありませんね。持って生まれたものといいますか。僕もこの声を持って生まれました。
一時的な新鮮さを求めた結果、使い物にならない声になってしまってはダメですよね。
憧れは憧れ。あ、憧れを諦めろってことじゃないですよ。なれることもありますから。僕には1人、師匠と思っている方がいるんです。後輩の僕がいうのもおこがましいですが、読みはプロですし、お人柄も本当に優しい。表現者としても人としても憧れです。
実は有野という苗字だけ芸名なんですが、師匠の本名(師匠も芸名なので)の一字を自分につけたんです。逃げられない(何から?って話ではありますが)状況を作り、やるしかないようにする。
ないものねだりをするよりも、今の自分の声をしっかりと聞いて(いろんなひとにどんな声か?を聞いてみたりして)練習をする。
【良い声の基準】
つまんない面白い。上手い下手。これって結局は“受取手がどう感じるか?”で決まると思うんです。いや、質も全く関係ないわけじゃないですよ。
ハリーポッターをつまらないという人いれば、ネットに投稿されているレビュー数の少ない小説を面白いと感じる場合もある。これはその人が見る目がないというわけでは無く単純に好みの話。
声の良さや、喋りや作品の面白さも結局は、それを見た人、聞いた人がどう感じるか?で評判が決まり、面白いと感じる人が多ければ面白い、良いとされます。
なので表現はどこまでいったってずぅーっと面白さや上手さを追求することになるんです。ある程度キャリアを重ねてからナレーションを極めたくて、養成所に入った声優さんもいらっしゃいます。
入る理由が、初めて通う人と違うんです。何が違うかって“〇〇をできるようになりたい”という目的がめちゃくちゃ明確になっています。
言われたからやりました、言われたからやりませんでしたという話ではないんです。習う姿勢が受けではなく、発信の姿勢なんです。その方は書くお仕事もされています。仕事がない間、ナレーションの練習と文章を鍛えるのと両方されていました。
喋りに関しては専門的な機関で学んできましたが、書くことに関しては専門的に学んできませんでした。なので今、色々なところで“書くこと”を学んでいます。
1.書くこともお仕事にしたい
2.喋り上達に繋がるから
書くことを学びたい理由は、この二つがあるからです。
【勉強はそもそも孤独】
いきなり少し激しめなことを書いてしまいますが、なんでそこに疑問を持たないんだろう?ってことがあるんです。
『言われたからやりました』
と、いう言葉です。
正直に言います。話を上手くするため、映画を見たり本を読んだりのお金に当てます。直近、島に暫く住む予定なのでそちらの生活費に。