365日お酢料理(4/6〜4/13)
4/7(日)ビュッフェでワインビネガー
すっかり、間違えた朝。そう私は実父の誕生日をすっかり、今日だと思いこんでいた。
夕方、両親と、弟家族、私達夫婦で誕生日食事会があるからかもしれない。
夫の方が、覚えていたという。
そういうこともあるよね。
夜ご飯がビュッフェなので、朝昼と控えていた。
空腹との戦い。これもあまり良くないのだけど。
朝は曇りがちだった天気も、午後から晴れてきた。
ちょっと早めに出かけて、プレゼントを買ったあと夫と待ち合わせ。
日曜の昼下がり「お茶を」が「お酒を」になってしまう…。
はじめて新宿駅地下にある「ベルグ」に行った。
ずっと気になっていたが、
一人で入るには敷居が高かった。ここはモーニングもやっていて、とにかくリーズナブル。中は狭いが、スタンドスペースも有りふらっと気分転換出来そう。食べ物も飲み物もこだわりがあって、一人でいる女性も何人かいた。女性が入りにくい場所が減っていることを感じた。
誕生日会は、母がお気入りの京王プラザホテル「グラスコートビュッフェ」で開催。今回のテーマは「全国まんぷく列島」。その名の通り、みんな満腹。
大人気のローストビーフまでたどりつけず。
なんとも悲しい。デザートは別腹にもならない(笑)お年頃な自分を実感した。
4/8(月)ハスカップ酢でなす味噌炒め
今日が父の誕生日。改めてメッセージを送る。
入学式が多い時期だと、外出して気づく。
タイムリーな時間に九段下なんて行っては行けない。かき分けるほど、人で溢れていた。
九段下には日本武道館があるので、マンモス校の入学式に良く使われる。
すっかり忘れていた自分を悔やんだ。
さて、なすが安くなってきてちょっと嬉しい。
久しぶりに、なすの味噌炒めにした。
なすは、油をたくさん吸うので油っぽくならないようにちょっと調理にコツがいる。塩で水分をだしり、茹でたりといろいろ調理の知恵がある。
今回は、蒸してから軽く炒め酢味噌ダレと合わせる。味噌がよくからんで、おいしくできた。ちょっとした手間は、大事よね。
4/9(火)梨酢で蒸しなす酢醤油がけ
久しぶりに土砂降りの雨。しかも風も強くなるみたい。こんな日に外勤は心が折れる。今日は同行なので、心強い。
会話のキャッチボールは、質問力とも聞く。質問したくても、情報がなければできない。なのでその道に長けてる人との同行のときは、とても勉強になる。お陰で、棚ぼた案件を得ることが出来た。今回も途中から、会話がわからなくなったけど。
夕方には気温が落ちて、寒くなってしまったが雨の湿気がひどかった。
さっぱりしたものが、美味しくなってくる季節がやってきたのだ。
今日もなすをフライパンで蒸して、酢醤油をかける。
最近野菜のフライパン蒸しがお気に入り。
香味野菜も入ると、味にパンチがでて晩酌にピッタリ。
ふと思えば、ネギ・生姜・大葉・みょうがは和製ハーブ。
和製ハーブを各国のハーブに置き換えると、いろんな料理になりそう!いいアイディアわいてきた!
4/10(水)りんご酢で豚バラと大根の煮込み
久しぶりにカラッと晴れた空。気分は最高。今日は有給だが、いろいろと用事がある。帰りが遅くなるので、夕飯の準備を朝してしまう。
帰宅後、やることが少ないのはホントに楽。
以前は、つくりおきをたくさんしていたがやめてしまった。
今は下準備くらいしかしてない。何でもそうだが、リサーチやメニューを決めるまでに時間が取られている気がする。
今更ながら、タスクって大事と思った。
久しぶりに、豚バラと大根の煮込みをりんご酢を入れてつくる。
お酢があると、ちょっとあぶらっぽいものも怖くない。お酢は、脂を小さくしてくれるので消化しやすくする。お酢は使い方がわかると、料理で活躍してくれる。
朝仕事をすませ、東京農大へ研究生の手続きに向かった。
ちょうど、今期の研究生の方々と教授と話す時間がもてた。
大学ってすごいなと今更に思った。社会人でしかもやりたいことがあるからかもしれないが、研究生である重みがずっしりと感じられた。
気を引き締めて、1年大事にしようとこころに誓った。
4/11(木)ハスカップ酢で厚揚げのオイスターソース煮
日本全国にお酢があるので、私の研究は止まらない。
とはいえ、「推し」お酢は調味料。コレクションには出来ないので
いつも冷蔵庫との戦い。常に10本は冷蔵庫にあるので、料理の試作をしながら新しいお酢を開けたくなるときがある。
現在我が家のお酢コーナーは、果実酢が9割占めている。アジア系の調味料を使うとき、黒酢をどうしても使いたくなる。
黒酢は旨味にパンチがあるので、個性的なアジア系の調味料ととても相性が良い。今日は厚揚げでボリューム副菜を作りたかったので、黒酢を開けようか迷っていた。500mlならすぐに開けるが、今ある黒酢は一升瓶。
750mlのもろみ酢をのんでからにしよう。さて、何を使うか。
味付けをオイスターソースにしたかった。
レモンに近いワインビネガーもよいが、濃い甘酸っぱさのあるハスカップ酢にする。きっとオイスターソースの甘みにもあうはず。
具材を軽く炒めて、オイスターソースとお酒代わりにハスカップ酢と水を加えて煮る。甘酸っぱい爽やかな香りに、成功の予感。
「お酢入れた?」と夫に聞かれるくらい、なじみの良いおかずの誕生となった。
4/12(金)橙果皮酢でホッケとせりの混ぜご飯
本社出勤日。4月末で契約満了となるため、引き継ぎ作業に追われているが
なんとか無事に終わりそう。
同期のプライベート話がいよいよ末期を迎えていた。
一緒に聞いていた新婚の同僚は、きっとわからなすぎる世界だっただろう。
いつぞや、「家族問題は、許すことで解決する」と聞いた。
私は今年で結婚10年。最近夫と「よく続いたね」と笑って話すが、確かに「許し」があったように思った。周りのベテランご夫婦も実家の両親も、なんだかんだで互いの「許し」の中に関係が成立している。
笑って「許せる」。とても大事なことのように思えた。
「君は僕が、翌日に残したものを出してくれない。」と先日夫に言われた。
なんとなく昭和気質の私としては、一家の大黒柱に作り置き以外で残り物を出すことに抵抗があった。冷めておいしくないし。
「これは絶対明日出してね!」と念を押された昨晩のホッケ。
リメイクならよいかと、今週していなかった炊き込みご飯にすることに。
もう焼いていたし、匂いも気になったので混ぜ込むことにした。
橙果皮酢と醤油で味付けしたお米を炊き、ほぐしたホッケと茹でたせりを混ぜ込む。春は香りのあるものを入れるだけで、心がわきたつ。
出来栄えと夫との約束を果たししばし自己満足にひたった。
4/13(土)柿酢でたけのこ甘辛煮と皮を味わう餃子
昨夜、夫が飲み会だったのでたけのこに挑んだ。SNSのお陰でたけのこの水煮のハードルが下がる。noteでも人気の料理家樋口直哉先生の教えは、とてもわかり易く実行しやすかった。
さすが、元調理師専門学校講師。こんな風にお酢も伝えていきたい。
おいしく煮えたゆでタケノコを、今回は甘辛くにてみた。
たけのこの風味を活かすために、クセの少ない柿酢をいれる。
果物として食べられる柿がお酢として、商品化されている。
これが、驚くほどクセがなく酸味が穏やか。苦手な方に試していただきたい。紅茶にレモンの代わりにいれるのもおすすめ。
夜は、楽しみにしていた餃子。3月末に行ったdancyu祭りで購入した
餃子の皮で作ったものを冷凍しておいた。
いつもはスーパーのものを使っていたが、製麺所の餃子の皮は全く違った。
皮がしっかりしてるので破れない、冷凍して焼いてもしっかり肉汁を閉じ込めてくれる、皮が厚めでも胃もたれせずそして美味しい。
お酢会議ではなかったので、試飲が終わったお酢で食べた。
幸せ。今後は皮もこだわります。