フェルメールのアトリエ/ヨハネスフェルメール(Vermeer's Atelier)
フェルメールの絵が描かれたのはおよそ2つの部屋とされています。
ここは数々の名作の生まれたフェルメールのアトリエです。
フェルメールの絵画では『遠近感を出しやすいチェック柄の床』『世界観を分けるためのカーテン』などが有名です。
壁には絵のテーマに関連させて様々な絵や世界地図が飾られたり、外されたりしてそれを『画中画』として登場人物の気持ちや寓意的なものを表現するのにつかわれています。
『窓辺で手紙を読む女』においては天使(弓を持ったキューピッド)の絵が後世に塗りつぶされていたことが判明し、修復の結果が展示されています。そこで「手紙の内容は恋愛についてだな」と推測させるのです。
部屋には当時のオランダの日常生活感の溢れるオブジェが置かれているのがわかります。これらも絵画のテーマに関連したモチーフとなることがあります。
未公開作品。制作年不明。収蔵元非公開。