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Moon Riverを探して

ピアノから離れて久しい。
一応今の部屋にもキーボードを置いているが,なんとなく弾く気になれなくてそのままにしていた。

ところがひょんなことから頭の中にあるメロディーが流れて止まらなくなった。これは私あるあるなのだが,突然頭の中で同じ音楽がエンドレスで流れ続けることがある。そしてそれは知っている曲もあれば,タイトルの分からない曲もあって後者は結構厄介なのだ。

今回頭の中で流れ続けているこの主旋律,どこかで聞いたことがある。
でもタイトルは思い出せない,というか知らないような気がする。
仕方ないので記憶を辿ってどうにか曲名に辿り着くことができた。

『ティファニーで朝食を』の挿入歌である「Moon River」。
映画は見たことがなかった。でもこの曲は様々なアレンジが施されていて,鼻歌で完全に再現できるほどだった。だから割とよく聞いていたのだと思う。歌詞のある歌だとは知らず,驚いた。

そして普段ならしばらくエンドレスで聞いていたら落ち着くが,今回はどうしても自分で弾いてみたくなった。何か弾きたいと思うのは随分久しぶりだ。ここ数年は披露宴の余興で頼まれたときくらいしか弾いていなかったので,指はまちがいなくかちこちになっている。

それでも自分で弾きたかった。
そして,弾きたいと思うアレンジを見つけた。

それがこの西村由紀江さんが編曲したもの。
YouTubeで見つけて,これだ。と確信した。

早速楽譜を探してみると,既に絶版になっている。
なんということか。もっと早く出会っていれば買えたのに。
どこか買えるところはないかと探してみると,絶版なだけあって中古品でも信じられないくらいの値段で売られている。

さすがに手が出ないなぁと肩を落とした。
諦めのよい人であればここですっぱり諦めがつくのかもしれない。
でも私は諦めが悪いタイプだ。

どうしてもこのアレンジで弾きたい。
楽譜がないなら作れば良いのだ。耳コピとこの動画で見えている手元と楽譜から推測すれば長い曲ではないし,不可能ではないだろう。
手元にないなら作ればいいのだ。

こんなことしている場合じゃないくらい忙しい時期であることは一旦忘れて,この秋は久しぶりに音楽にどっぷり浸かってみようかと思っている。


万が一,この楽譜を持っているという方や持っているという知り合いの方がいらっしゃったらお声かけしてください。泣いて喜びます。


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小春ゆら
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。

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