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まだ終わっていなかったアレ

大事なことなのに、すっぽり頭から抜けていた。

伯父が倒れ、急遽入院・手術したことによって、なかったことのようになっていた債務問題。水面下ではどんどんとまずい方向に向かっていたことが判明。そりゃあそうだ。入院したら全てチャラになりますというのであれば、誰も苦労はしない。

今は誰も住んでいない伯父の家には、ただの督促だけでなく、訴訟や差し押さえなどの言葉が並んでいる封書が何通も届いており、これはいよいよ困ったことになったなと頭を抱えている。
私の借金ではないから、何がどうしたらこんなに借金があるのか、と呆れてしまうが、呆れていても仕方ない。国税だけはどうにか払えたが、それ以外は到底無理。しかも入院費やそれに伴う諸費用までかかるようになって、伯父の家計は火の車どころではない。燃え尽きてもはや黒炭だ。

一つ片付いたと思ったらまた一つ問題が出てくる。
どんなに足掻いてももがいても抜け出せない蟻地獄の中にいるような気持ちだ。自己破産の手続きも先が見えない状態だし、常にお金のことを心配しなきゃいけない生活って、思っているよりずっとしんどい。

家族の中で、伯父も含めてこの問題に正面から取り組んでいる人は私だけ。今後のことを思うと正直逃げ出してしまいたい。
いい加減にしてくれと心の中で叫びながら、連休が終わっていく。



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小春ゆら
そのお気持ちだけで十分です…と言いたいところですが、ありがたく受け取らせていただいた暁にはnoteの記事に反映させられるような使い方をしたいと思います。