見出し画像

春めく気仙沼・大島で豊かさの感じられる時間を過ごす|ウェルカム・ターミナル、休暇村|散策記

本noteは、およそ3年にわたって気仙沼市を取り上げてきたにもかかわらず、未だに記事として取り上げられていない地域がいくらかある。その一つが大島である。

「気仙沼市の大島といったら、気仙沼市を代表する地域の一つでないか」と思われた読者がいるかもしれない。もっともである。反論のしようがない。なぜ記事にしていなかったかというと、実のところ特に理由はない。

たまたまである。そもそもこの3年間、大島に行っていなかったのかというとそういうわけでない。ただ散策する時間を取れておらず、結果的に記事にできていなかった。

本noteが散策記として始まる以前、亀山の展望台を歩いたり、龍舞崎の遊歩道を歩いたりはしていたが、散策記を始める前だったので記事として残っていない。そうして今日までの間、大島に関する記事がないままだった。

さすがにそろそろ書かなければならない。そんな使命感に駆られたわけでなく、そろそろ気仙沼市内で散策記として書くエリアが少なくなってきたため、いよいよ大島を取り上げることとなったのが、今回である。

ちなみにもう一つ取り上げていないエリアとして唐桑があるが、こちらについてはそもそも行ってすらいない。現在の交通事情だと、唐桑が立ち寄るエリアではなく、目的を持って行く必要のあるエリアになっているためである。いつか行こうとは思っている。


気仙沼・大島|ウェルカム・ターミナルで島の豊かさにふれる

大橋(鶴亀大橋)

気仙沼市の大島といったら鶴亀大橋である。鶴亀大橋を抜け、浦島トンネルと乙姫トンネルを抜けて島に至るのは、ストーリーじみていて感慨深さを感じられる。

気仙沼大島ウェルカム・ターミナル
気仙沼大島ウェルカム・ターミナルの裏
気仙沼大島ウェルカム・ターミナル裏

大島に入った後に少し走るとウェルカム・ターミナルが見えてくる。現在、亀山の展望台ではリフトの建設が進められており、自動車で展望台まで行くことができない。展望台に行くには、ウェルカム・ターミナルから循環バスに乗る必要がある。

リフトの完成後はどうなるのか分からないが、完成後も自動車で行けないままであると、地元に住んでいる人々にとっては展望台が遠い存在になっていくのでないかとふと感じた。ある種観光地化の悩ましい点である。

ウェルカム・ターミナルは、こぢんまりしている一方で異国情緒感があり、それが島ならではの体験に繋がっているように思える。気仙沼市内の市街地とは全く異なる雰囲気があり、言葉にするのが難しい豊かさのようなものを感じられた。

鶴亀大橋ができたからといって、大島は決して訪れやすい場所ではない。何せ市街地が離れており、どんなルートで気仙沼市を訪れようと立ち寄れる場所ではない。大島に行く目的を持って移動して初めて行ける場所である。

それにもかかわらず多くの人々が訪れているのは、そうした言いようのない豊かさや大島の風土がもたらす市街地とは異なる解放感のような特別の感情を抱けるからなのかもしれない。

網で海鮮を焼いていた

気仙沼・大島|休暇村を散策して海と山にふれる

休暇村

亀山の展望台に行けないため、手前にある休暇村周辺を散策することにした。休暇村には初めて訪れた。館内はキレイに整えられており、ちょっとしたリゾート感が漂っている。いつか宿泊したいと思わせる魅力に溢れていた。休暇村の近くにはキャンプ場があり、受付をここでできるようである。

ウォーキングコースめいた案内がある
散策しようと思ったらすごい距離を散策できる

休暇村からキャンプ場までの小道は十八鳴浜まで続いており、そこまで歩こうと思うと非常に長大な道のりとなる。そのため今回はほんの10分程度歩ける距離を散策した。

雑然とした浜の様子に懐かしさを感じる
桜が咲き乱れていて美しかった
木漏れ日の中をゆったりと歩ける

また、休暇村の裏の展望は素晴らしく、小道を下りると海岸の景観も楽しめるようであった。

見晴らしがとても良い
大海原の景観を望める
休暇村脇の道を下りると海岸に至る
砂浜で遊んでいる人々の姿が見られた

休暇村は、まさに海と山の両方を満喫できる宿泊施設だと感じられる。機会があれば宿泊も楽しみたいものである。また、大島には海水浴場もある。その辺りもぜひ散策したい。できれば暑くなる前に。


以下、広告です。ぜひ買い物を楽しんでください。











この記事が参加している募集

皆様のサポートのお陰で運営を続けられております。今後もぜひサポートをいただけますようお願い申し上げます。