3.久しぶりに小説を読みました!
こんばんは!出口です!
タイトルの通り、最近小説を読みました。
「余命10年」という小坂流加さんの作品。
僕はまだ観れていませんが、今年の3月には映画が公開されています。
そんなことより、小松菜奈可愛すぎません?
たくさん考えさせられる場面があって感動した作品なので、今回は自分なりに感想を語ろうと思います。
ネタバレも含みますので、まだ読んでいない方はご留意ください。
①どんなお話?
作品名からもわかる通り、主人公の女性「高林茉莉」が余命宣告を受けてから生きた10年間を描いた物語です。
読む前から悲しい結末を迎えそうだなと予想できます。
茉莉は20歳の時にある病を患ったことを告げられます。
その病気になって10年以上生きた人はいません。
長く生きられて10年という限られた時間の中で、茉莉は自分の人生の後悔である
「ありがとう」
「ごめんね」
「好きです」
この言葉を伝えられなかった人達に伝えに行きます。
自分と茉莉を重ね合わせると
数年前の自分が、今の自分が、数年後の自分が同じ状況になった時、同じように選択をできたか?
そう自問しながら色んなことを考えさせられながら読了しました。
皆さんは今、余命10年と告げられたらその10年間で何をしますか?
「ありがとう」「ごめんね」「好きです」を伝えたい人に伝えていますか?
②大切なものを持たない決断
僕が一番すごいと思ったのは茉莉のこの決断でした。
大切なものを持ってしまうと別れの時に悲しくなる、悲しませてしまうから持たないという決断です。
20歳の当時の自分が同じ決断はできないと思うし、25歳の今でもわかりません。
人はいつか死にます。
別れは必ず来ます。
そう考えると大切なものや人にすがってずっと握りしめているのもまた違うのかなと僕は思います。
別れがあれば出会いもあるとそう思って僕は生きています。
僕が生きた25年間でも素敵な出会いもあれば、悲しい別れもありました。
でも、そうやって出会いと別れを繰り返していくことで人が強くなっていくと信じています。
そうやって前進し続ける人生に僕はしていきます。
茉莉のこの決断にあった大切なものは、「恋人」「友人」「仕事」「夢」「結婚」「子供」などでした。
そして唯一捨てられなかったものが「家族」です。
僕にとっては当たり前にあったり描けるものは、実は幸せなんだということこの作品に気付かされました。
そう思うと今の環境への感謝の気持ちを忘れてはいけないと思います。
茉莉にとって一番大事だった「家族」を僕も大事にし続けたいです。
僕の好きな歌でSUPER BEAVERの「美しい日」という曲があります。
もしかして幸せは訪れるものでも待っているものでもなくて
今ここにあることに気がつくものなんじゃないかな
僕はこの歌詞が大好きです。
僕たちはどれだけの幸せに気付けているんでしょうか?
③時間の使い方
もし僕が茉莉と同じ境遇であれば、あと5年しか生きられません。
30歳で死ぬとして自分が何をしたいか?
僕も茉莉と同じように伝えたいことを伝えられる生き方をしたいし、やりたいことをやりたいし、自分に正直に生きたいです。
ましてや寿命なんて誰にもわからないので、5年生きられる保証もありません。
明日死ぬ可能性だって十分あります。
そこまで考えながら生きるのは重苦しく感じますが、自分の時間は有限だということは常に意識しています。
話はガラッと変わりますが、先日、僕の上司が営業でお昼休憩をしている際に近くのビルで火事が起こったそうです。
交通規制もかかるとのことで、店を出てすぐに駐車場から営業車を出したら交通規制がかかりお店に戻れず、その時楽しみにとっていた鳥天を食べれなかったと言っていました。
この話を聞いて僕は大好物は先に食べようと誓いました(笑)
そんな感じでやりたいことがあったら即行動、行動しなくて後悔が一番の失敗と思ってやっていきたいですね。
お互い自分に正直に生きていきましょう。
今回は小説の感想に試みました。
小説以外にもドラマや映画、アニメなど作品を通じて学べることはたくさんあります。
また面白い作品があれば紹介したいと思います。
そして感想を共有しましょう。
では、また。