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#幸せ
54字の物語(17)『心残り』(ショートストーリー付き)
その日は、昼から小雨が降っていた。昼夜を問わず、人で溢れ返っているこの街。その中で一人、私が辿ってきた道のり。誰の記憶にも残らない、小さな蝋燭の灯火のような私の生涯。父の顔を知らずに育ち、男出入りの激しい母は、中学の卒業を待たずに家を出て行った。年をごまかし、夜の街で働いた。寂しくて、SNSで知り合った男の家を転々とした。暴力と虚構の中で生きるしかなかった。でも、これでやっと終わる。密かに心を寄せ
もっとみる過去でもなく、未来でもない、「今を生きる」ということ。
”自分のことは自分がよく知っている”
と思いがちですが、客観的な部分は、
身近な人のほうが、わかっていたり
するものなのかもしれません・・・。
というのも、
人には、無意識に行動している時間が
あって、習慣になっていることや、
身近な人の言動をそのまま取り入れて
しまっていることが多く、
それを、
自分の考えだと思い込んでいることが
結構あるということです。
前回は、
いざ自己紹介文を書こ
固定観念が大人の行動を制限している件について
☆『既成概念』/Roco☆
蟻の行列をじっと観察したり、
水に浮かんだ油膜を、
ペンの先で集めてみたり、
雨が降る中、
傘を差さずに空を見上げてみたり。
すると、「子どもじみてる。」
と言われてみたり、
はたまた、「大人になりなよ。」
といわれてみたり。
だけど、やりたいことに
年齢制限ってあるのかな。
本当の自分は、いつの間にか
殺されてしまっていたようだ。
「大人になりなよ。」
よく聞