寮の洗面所の夢《Dream Diary 09》
xxxx年4月30日(x)
私は寮生活をしていた。寮生達が横に長い共同の洗面所で蛇口の方を向いて一列に並び、歯を磨いたり顔を洗ったりしている。私もその中にいたが、洗面所は私が実際に中学・高校時代にいた寮とは違う造りで、壁には鏡が付いていなかった。突然、私の横にいた同級生のGが、前かがみになった私のカッターシャツと黒いズボンを見て、「お前の服は腐ってるんじゃないか?」と言った。腹を立てた私は、「お前は馬鹿じゃないか!」と強く言い返した。するとGは「鏡を見てみろ」と言う。見るとGの前の壁には鏡がある。覗いてみると服は腐っていなかったが、代わりに私と同年代の、女子校の制服を着た女の子が映っていた。その後、私は歯を磨こうとしたが、歯磨き剤を誤ってT字型カミソリに付けてしまった。しくじった! 私はT字型カミソリに付いた歯磨き剤を指で拭い取ると、それを歯ブラシに付けて歯を磨いた。危なかった。こんなことで間違うのも壁に鏡が付いていないせいだ。私はもう一度Gの前の鏡を覗こうとしたが、鏡は無くなっていた。私の五・六人隣りで、さっき鏡に映っていた女の子が洗面をしている。ここは男子校なのにおかしいな。私は少し伸びてきた髭を剃るため前を向いた。すると、私の前の壁に鏡があり、カミソリの切り傷で頬や顎が血だらけになった自分の顔が映っていた。