Foliage Poet

自由詩・現代詩・散文詩・エッセイ・雑文

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マガジン

  • Dream Diary XX

    むかし付けていた夢日記を元に、テキトーにでっち上げ加工をしたもの。

  • エッセイ・散文・その他

    エッセイ・散文など

  • Archipelago(多島海)

    詩・散文詩の倉庫01

  • Prominence

    詩・散文詩の倉庫02

  • コーヒーショップの物語

    コーヒーショップを舞台にした、可笑しな、トンデモな、妙チクリンなお話。

最近の記事

丸テーブルの美女の夢《Dream Diary 42》

xxxx年06月14日(x)  私は或る建物の中にいた。そこは大勢の人達が談笑しながら食べたり飲んだりしているパーティー会場だった。5~6人が座る丸テーブルが縦横に並んでいる会場を見渡すと、或るテーブルに絶世の美女が一人だけポツンと座っているのが見えた。私は彼女に‥‥  夢日記の記述はここで終わっている。なぜだ。私は彼女に‥‥どうしたのか。私は彼女に近付いて、「あのう‥‥〇〇してもいいですか?」と尋ねたいのだ。しかし実際に口から出たのは、「砂虫とハルコンネンの他はクモに気

    • 遊びをせんとや生まれけむ(プロフィール用エッセイ)

      遊びをせんとや生まれけむ 「遊びをせんとや生まれけむ」。これまで何度かこの言葉を目にしたことがある。平安時代末期に編まれた、『梁塵秘抄』に収録されている俗謡中の言葉だそうだ。この後、「戯れせんとや生まれけん‥‥」と続く。此度の文芸誌創刊号に参加するにあたり、詩やエッセイを書くことも、本作りを手伝うことも、みんな「遊び」の一種なのだと思った時、この言葉が脳裏に浮かんできた。  当り前のことだが、これまでの人生で、遊ぶことが嫌いだと言う人には会ったことがない。振り返ってみれば

      • 子供連れの母親の夢《Dream Diary 41》

        xxxx年/06/10(x)  どこかの街中で、制服姿の若いOLが子供連れの母親に向かって何かを話していた。子供は小学校高学年くらいの姉と、もっと小さい弟の二人だった。その母親の夫とOLは不倫関係にあり、OLは母親の前で彼女の夫の名前を平気で口にしていた。例えばマサオが‥とか、カズヒコが‥という風に。だが夫の実際の名前はピサヌチャイ・スワンミサカワンだった。話が終わるとOLは自分の職場のあるビルに帰って行った。すると母親と子供の三人は、そのビルの方を向いて並んで手を繋ぐと、

        • 国道脇の歩道を歩く。左手には葛のフェンスが続いている。道路の反対側に並ぶ家と家の間に海が見える。金網を乗り越えて、垂れ下がる葛の葉叢を風が撫でて行く。風の去った先に、ふっと母の微笑む顔が現れて消えた。 丘の斜面を葛が這い登って行く。緩やかにカーブしながら上行するアスファルト道路の、ガード柵の白いパイプの間から、若葉を従えた葛の蔓先が幾つも覗いている。麓の畑で草取りをしている祖母の記憶が蘇ってくる。 山間の作業小屋の外に、夥しい数の葛の葉に覆われて、墳墓のように盛り上がった

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        • Dream Diary XX
          44本
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          10本
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          38本
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          45本
        • コーヒーショップの物語
          22本
        • 日々に遅れて
          39本

        記事

          ヘンテコスタバ空間の夢《Dream Diary 40》

          xxxx年/06/09(x)  私はスタバでアイスコーヒーを飲んでいた。店内には私の他に二人の男女の客がいた。するとガランとしたスタバの空間に、木造家屋の六畳の部屋が斜め上空から嵌入して来た。「畳の部屋でマッタリしない?」。「うん」。二人の男女客はコーヒーとトレーを持って六畳の部屋に移動している。床が傾斜しているのでバランスを取るのに苦労しているようだ。そこに反対側の斜め上空から四畳半の部屋が嵌入して来た。その中にはジーンズにドテラ姿の私の学生時代の彼女がいて(三か月くらい

          ヘンテコスタバ空間の夢《Dream Diary 40》

          道に迷った夢《Dream Diary 39》

          xxxx年/06/08(x)  私は東の大都市から故郷の町へ車で帰る途中だった。東の大都市というのは東京のことですか? いや故郷の町から見れば大阪も東の方角だ。名古屋もだ。京都もじゃないか? 京都は東からやや北の方角だな。つまり東北だ。東北地方に京都は無いぞ。東北地方にはイーハトーヴがあるんだぞ。嘘つけイーハトーヴは故郷の町の隣りの港町にあるスーパー銭湯の名前だぞ。まったくスーパー銭湯の奴らだきゃあすぐイーハトーヴだのホビット村だのサラザール・スリザリンだの、その手のお花畑

          道に迷った夢《Dream Diary 39》

          遊郭の夢《Dream Diary 38》

          xxxx年/06/07(x)  夜。坂道を下って行くと友人のEがいた。Eは前方の、明かりの灯った二階建ての建物を指差して、あそこに行くといい事があると言った。しかし実際は、Eはすごく遠回しな言い方でそういう意味のことを言ったのだ。それはそれは遠回しで、まったく遠回し過ぎて、聴けば聞くほどいったい何が言いたいのかさっぱり分からなくなるくらい遠回しだった。Eの言いたいことが私に理解できたのは、彼が気が遠くなるくらい遠回しでしょうも無いことをダラダラ喋った後で、「Rumor sp

          遊郭の夢《Dream Diary 38》

          バニーガールの二等辺三角形(8月2日はバニーガールの日🎉)

           皆さんご存知のように、人類はバニーガールとそうでない人類とに分けられる。そうでない人類も時間をかけて徐々にバニーガールになっていく。それは老若男女その他いろいろn個の性を問わない。まあそれらを問わないってのは、これからの人間社会はそうであって欲しいし、そうであるべきだとの理想と希望を込めて言ってるんですが。だけど問題は、そういう社会作りがなかなかうまく行っていないこと、その根本的な原因が奈辺にあるのか、これなんですよね。それについて、こないだぼくも委員を務めている、農水省の

          バニーガールの二等辺三角形(8月2日はバニーガールの日🎉)

          Nさんとホームの本の夢《Dream Diary 37》

          xxxx年/06/06(x)    これから旅行に出るため、私は仕事上の師であるNさんと一緒に駅のホームにいた。見るとホームの床に本が落ちている。Nさんに促されて私はその本を拾い上げた。『環インド太平洋かき氷見聞録』というタイトルだった。ページを捲ってみると、アメーバやウイルスや、ミトコンドリアなどのカラフルな顕微鏡写真が載っていた。変だなと思ってタイトルを見直すと、『3C273準星系微生物学』となっていた。再びページを捲ってみると、「ヨイショする営業マンは隣りの畑の里イモ

          Nさんとホームの本の夢《Dream Diary 37》

          病院と診察室の夢《Dream Diary 36》

          xxxx年/06/04(x)  私は病院の待合室にいた。見ると診察室のドアが開いている。中を覗くと、診察ベッドに高校時代の同級生Kが仰向けに寝ていた。すると、夢の中でしばしば私の傍らにいて、お節介な口を挟んでくるもやもやした雲のようなものが、今回は医師の姿になって診察ベッドの方へ漂って行き、Kのお腹に聴診器を当てて診察し始めた。私の耳にKの心音が聴こえて来る。Kの体内を流れる血液や、リンパ流の音も聴こえて来る。Kの胃の蠕動音や、小腸や大腸を消化中の食物やガスが送られて行く音

          病院と診察室の夢《Dream Diary 36》

          大便の夢《Dream Diary 番外03》

          💩xxxx年xx月xx日(💩)  一度ならず二度までも  下着が大便で汚れていないか  臭いが漂い他者に感知されていないか  気になってトイレで点検している夢を見たのは  どういうわけか    やはり汚れていたので   尻を拭いたり下着を洗ったりしている夢を   一度ならず二度までも見たのは   いったいどういうわけか  いっこうに登録者数が伸びない政治系YouTubeチャンネルの兄ちゃんの言い草とは逆に、既にトイレを済ませた後の一個人、つまりヒュペルボバイオス第五トイ

          大便の夢《Dream Diary 番外03》

          横綱タカ乃花子錦さんの夢《Dream Diary 35》

          xxxx年/06/03(x)   私はどこか分からない所へ向けて旅をしていた。いったいどこへ? どこか分からない所へ。それじゃあ何も分からない。だから分からない所と言っている。その分からない所と言うのはいったいどこなんだ? 決まってるじゃないかどこか分からない所だ。だからそれどこなの? だから分からない所だ。はあ?? あんたも分からない奴だな。何おぅ!分からない奴はいったいどっちなんだ! あんただよ。な、何おぅ!そもそもあんたが分からない所へ旅してると言ったんじゃないか。い

          横綱タカ乃花子錦さんの夢《Dream Diary 35》

          遊びをせんとや生まれけむ ー プロフィール用の記事 2

          過去に一度、プロフィール記事を投稿しました。その後、みっともないから消そうと何度も思ったのですが、出来の悪い我が子ほど可愛いもの、畸形に生まれたのはお前のせいじゃない!(ワシのせい) ああ不憫なり我が子よ‥‥というわけでnoteから削除はしませんが、プロフィール用の記事2と入れ替えることにしました。  実はプロフィールと言うより、 近況報告と言った方がいいのです。 昨年末より、既に所属している詩の同人誌とは別に、ある地方文芸誌の立ち上げを手伝っておりまして、主にこの地方在

          遊びをせんとや生まれけむ ー プロフィール用の記事 2

          いろんな雑誌の夢《Dream Diary 34》

          xxxx年/05/31(x)  ・いろんな雑誌・  私は小学校時代の同級生Mと一緒に、森の奥深くにある山小屋に向かっていた。その山小屋には、正確な数は分からないが、恐らく数百冊の雑誌が保管されている。『科学大観』や月刊『少年』などを始めとする何種類もの雑誌は、どれも私にとって大切なものだったが、長い間その山小屋に置いたままにしていた。小学生の頃、何十冊も溜まった『少年マガジン』や『少年サンデー』を、母が「ンもう!マンガばっかり読んでいたらバカになる!!」(w)と言って、私

          いろんな雑誌の夢《Dream Diary 34》

          クロスロードの聖者(又はアクマ)の夢《Dream Diary 33》

          xxxx年05月29日(x)  真夜中の十字路に立って辻説法をしている人がいた。聞いている者は私一人しかいない。自分はインドから来た聖者だと彼は言う。しかし私の見るところ、本物の聖者なのかどうか甚だ疑わしい。名前を尋ねると、自分はフーチー・クーチー・マンだと言う。ネットのブルース用語辞典には、「Hoochie Coochie Man:女たらし、絶倫男、それも魔術的なパワーを持った絶倫男のこと」と書いてある。なんか凄そうだぞ。でも、どうして黒人ブルース関係のスラングが、インド

          クロスロードの聖者(又はアクマ)の夢《Dream Diary 33》

          同級生S君の夢《Dream Diary 32》

          xxxx年/05/27(x)  大型の宇宙船の船内で、大勢の女性達が沢山のお菓子と一緒に無重力遊泳をしていた。プカプカ浮かぶスイーツの中を、フワフワと上下左右に進んだり、斜め方向にクルクル飛び回ったりして、彼女達は皆何かが始まるのを待っていた。私も無重力遊泳をしながら、小学校時代の同級生のS君を探していた。色とりどりのスイーツをかき分けて、私は数人の女性にS君を見掛けなかったか尋ねてみた。彼女らは皆エクスタシーに達した表情をしていたが、S君の名前を聞くと急に顔をしかめたり、

          同級生S君の夢《Dream Diary 32》