男性の死体の夢《Dream Diary 04》
xxxx年4月26日(x)その2
私は蜜柑農家の前庭にいた。小学校時代の同級生の家だ。見ると前庭の真ん中に、何かのオブジェのような真っ黒い物体がある。高さは人の背丈の半分くらい。素材は炭かあるいは石炭だろうか。何かが燃えた後の残骸のようでもある。すると突然、一人の男性がその物体の横にドタッと倒れ込んだ。近寄って見ると男性は死んでいた。私は驚いて玄関の呼び鈴を鳴らし、家の人を呼び出そうとしたが、家の人はすぐには出て来なかった。家の離れの方から、数人の人が何かを相談している声が聞こえてくる。何を言っているのかはよく分からない。死体を発見したらすぐに警察に通報しなくては。私は母屋で電話を借りようとしたが、その家の主婦らしい初老の女性から、警察は呼ばなくていいですよと言われた。何故だろう。不思議に思ったが、その後だんだんと分かってきた。そうか、死体はいずれ蘇るからだ。更に私は分かって来た。あれは私の死体なのだ。