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ストラングルホールド《Dream Diary 番外02》


xxxx年xx月xx日(x)


 ぬらぬらぬらぬらと
     黒光りする夜がまたやって来る
   節操のない総天然色を肉の奥に密閉して
    夜の重力はすべての脈菅に流れ込み
  全身の毛穴に銀色のさぶいぼーを沸き立たせる

 ノノノ、ノ、ノイズの岩塊だらけの重低音で
    薄ら笑うあいつがまたやって来る
   眠れぬ夜の海底の寝床の
      絡み付く紅藻類に俺を羽がい絞めさせ
  真っ黒いトグロを巻いて俺をじっと睨め付けるるるるるる  
                 るるるるるるあああ、ああこの胸苦しさはどうだだだだだだおおおおおおおおおおお前は俺を見るな俺がお前を見てしまうだろうううウウウウううううおお前が俺を見るのか俺がお前を見るるるるるるルルルルルルのかおお前は俺に囁くな俺ががががががががガガガガガガおおおおお前に囁いてしままままマママママまままままままうだろうお前が俺に囁くのののののののノノノノノノのののののののか俺がお前に囁くくくくくくくくくくくクククククくくくくくのかお前は俺ヲヲヲヲヲヲヲヲををををををををををををををを唆すな俺ががガガガガががががががががががががががお前を唆してしまままままままままままままままままうだろうお前が俺をそそそそそそそそそそそそそそそそそ唆すのか俺がお前を唆すのかかかかかかかかかかかかお前が俺がお前ががががががガガガガがががが俺ガガガああこの息苦しさはどどどどどどどどどどどドドドドうだお前は俺に臭い息で話しシシシシシししししししししし掛けるな苦痛を薄めに薄めて呆れたたたたたたたたタタタ甘さの快感にしてやるから消えろお前ははハハははははは俺に粘着過剰な接吻をするな恐怖を薄めめめメメメめめめめめめめに薄めてだらけ切ったたたビビび美美美美美美ビにしてやるから立ち去れ!

 お、

お前は
全面的な
比類の無い
唯一の


 イイイ、イ~
   イ~イ~イリヤの夜
には垂直な加速度が稠密に黒化して泡立つ
熱病と無呼吸だけが宛てどもなく彷徨う次元の無い砂漠には、
俺の孤独すら生存不可能だ、っククク
 クク、
   く、くくくくく駆動せよ
駆動せよ
   駆動せよ
      駆動せよ
    駆動せよ
 駆動せよ
     駆動せよ
        駆動せよ
    駆動せよ
       駆動せよ
っここ、コッココ骨盤内臓のズンドコから揺り動かしてDRIVEせよ 
すべての血液はギザギザと荒ぶる律動を欲望する り 
    り、りりりり、
  律動せよ
     脱出せよ
       律動せよ
    脱出せよ
 律動せよ
     脱出せよ
        律動せよ
   脱出せよ
      律動して
  魂振りして
     脱出せよ!
おおおお、オレがオレががガガガガ
生存可能なリズムの分別へノイズの多数性へ孤独へと

何でもいい古臭くてフーリッシュなHARD ROCKでいい
テッド・ニュージェントの『絞め殺し』でいい
大音響の『STRANGLEHOLD』を
頭脳と心臓と腹脳と四肢の全細胞でかき鳴らして

も~う、頼むから!

    駆動して
      律動して
  脱出して

自己結晶化して流転してロックンロール

この夜を絞め殺せ!




*この詩(?)は、入眠幻覚を伴う睡眠麻痺(金縛り)からの自己流脱出法について書いてみたものです。効果があった。

*『STRANGLEHOLD』
邦題『絞め殺し』

*Ted Nugent(テッド・ニュージェント)
アメリカのロック・ギタリスト/ボーカリスト。
別名「アホアホロック番長」「ロック界のターザン」w。

↓↓↓こっちでも良かった。
*Judas Priest - Exciter


ストラングルホールドy



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