モノを叩いて演奏した夢《Dream Diary 13》
xxxx年05月05日(x)
私はいろいろなモノを指で叩いて音楽を演奏していた。椅子や机やホッチキス、空き缶や私のももたぶらや他人のおヘソ、そこら辺の石ころやイヌのお尻やネコの脇の下、床の間のえべっさんの置物などだった。それぞれ叩打音だけでなく、取りどりの特徴あるメロディが湧き出て来て、その漂う様や音色や音質を味わうことが出来るのだ。私の傍に男性が二人立っていた。その内の一人は厳しい管理者という感じの背の高い男で、私に何かを言って叱った。するともう一人の男が、そういう言い方はないだろうと叱った男を注意した。サバ煮つけを叩いていた私は、やはりモノの言い方は難しいなと思ったが、モノの叩き方はそんなに難しくないから気が楽だと思い、白菜うす漬けを叩いた後は工事現場の盛り土やブルドーザーを叩き始めた。すると叱った方の男が、そういう叩き方じゃダメダメと言って再び私を叱り、もう一人の男はだからそういう言い方じゃダメダメと言って再び彼を注意した。すかさず私は二つのダメダメという言葉を指で叩こうとしたが、二つのダメダメはうおットットぉ!と身を翻して私の指を避けると、瞬足で虚空へ飛び去って行った。今度はうおットットぉ!を叩いてやろうと思ったが、うおットットぉ!も即座に身を翻し、ケケケケケケケケ‥‥と笑いながら虚空へ飛び去って行った。おのれぇ、うおットットぉ!の野郎。ならばケケケケケケケケ‥‥だきゃあ逃がさんぞ~!
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