仕事ストレスを頭から消し去る「バカボンのパパの金槌」
結構個人差があることだと思うのだけど、ぼくは仕事のストレスを結構週末に引きずってしまうタイプだ。引きずっちゃいけないと思えば思うほど忘れられない。
1.金曜6時の電話
だから、社会人生活が長くなって、それなりに自分でスケジュールを決められるようになってきた最近は、面倒な仕事は出来るだけ週の前半にして(と思いながら遅れはするけれど)何とか週の後半には終えてスッキリした週末を迎えるように努力している。
ところが、金曜日の夕方6時に不幸な電話が鳴ることが結構ある。
ミスが見つかったり、急な仕事が生まれたりする。さすがに最近は「土日出て対応」とはならないけど、せっかくの週末が、月曜朝からの揉め事の予測で、頭をいっぱいにして過ごすことになる。
実際には大した話ではなくて、月曜日の朝に来てから言われたらそれなりに対応するのだけど、わざわざ金曜日に、しかも仕事の終り際に不意打ちで言われると、結構こたえる。
2.週末は忘れていたい
決してうまい例ではないけれど、飛行機が離陸のため滑走路を加速しているときに「降りるときにタイヤでないかもだけど、頑張って着陸してね」と言われながら飛び立つ感じ。どうせ同じ目に合うなら、教えずに「飛んでる間くらい楽しませてよ」と思う。
こんな時、ぼくはなかなか切り替えができずに、土日ずーっとそのことが頭の片隅にあるようなことが多いので、金曜日の午後は警戒して過ごしていた。
3.意外な解決策
でもある時、それを解消する方法を見つけたのである。
水風呂に入ることだ。
お風呂屋さんとか、フィットネスにある水風呂に入るのだ。ぼくはサウナ派ではないので、単純に通常の湯船と水風呂を何度か往復するだけ。でも、そうすると頭がスッキリして、その後は仕事のことを思い出さなくなる。
なぜなのだろう。
その答えは、天才バカボンで説明されていた。
4.天才バカボンの教え
というのも天才バカボンのアニメで、悩みを抱えた人がバカボンのパパのところに来て「悩みを忘れたい」と相談する話があったのだ。
それに対するバガボンのパパの対応は、何とその相手に金槌で殴りかかるというもの。もちろん相手は逃げまどって「何てことするんだ!」とパパを責めるが、それに対してパパは
「どうだ、今悩みを忘れただろう」
というのだ。
つまり、目の前に至急対応が必要な恐怖があれば、将来の恐怖は吹っ飛んでしまうということなのだと思う。
確かに水風呂は、入る瞬間、信じられないくらい冷たく感じ、肩まで浸かるのはかなりの覚悟がいる。中に入っていても、体がだんだん冷えていく状況に死の恐怖を感じるのだ。
だから、ぼくにとっては水風呂がバカボンのパパの金槌になっているのだと思う。
もし今週末、会社のつまらない仕事のことで頭をいっぱいにしている人がいるならバンジーでもホラー映画でも、本当に危ないことでなければ何でもいいと思うから、自分なりの、死の恐怖を感じる方法を探してみて欲しい。
5.見つからない場合は
でも、もし見つからなくても大丈夫。
真面目なあなたなら、月曜日は絶対うまくいく。それはぼくが保証します。