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【ただのつぶやき】本屋に行きました! その2
こんばんは。
本日は会社の出勤日でしたので、日中は仕事をしていたのですが、夕方に博多近辺のお客さんのところまで、製品を配達する用事がありました。
会社からは、配達後に直帰してOKとのこと。というわけで・・・
大きな本屋へ、大事な大事な、アタックチャーンス!!
今回は、陳列棚の前である程度立ち読みができる時間があったので・・・買う前にちょっと気合を入れる必要がある古書シリーズを、6冊ほどゲットしてきました♪
実は私、7月が誕生日なんですが・・・今回はもう、ニヤニヤが止まらないほどの、たっぷりの収穫があったので、今回の本たちをセルフ誕生日プレゼントにしたいと思います(笑)
〇「愛するということ(紀伊国屋書店)」(エーリッヒ・フロム)
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「愛するということ」については、ずっと前から読みたい本でした。もともとの発表が1956年でありまして、日本語版の訳書が1959年と、1991年に出ています。
私が読んでみたいなぁと思っていたのは、その1991年の訳書だったのですが、なんとつい最近、同じ方が30年ぶりに新訳書を出されましたので、これは読まねば・・・と思っていた本でした。
フロムは、「愛するということは、技術である」と説くようですが、その真意はいかに・・・楽しみです!
〇「自由からの逃走(東京創元社)」(エーリッヒ・フロム)
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上と同じく、フロムからもう1冊。実は、この本は全くのノーマークだったのですが、「愛するということ」のすぐ隣に並んでいたものを、パラパラと眺めているうちに・・・
間違いなく、良い本の香りがプンプンする!
・・・ということでの、衝動買いです。自慢ではないですが、私の良書センサーはなかなかの精度だという自信があります!(なんやその自信)
封建主義の時代が終わり、人々は自由を求めてアレコレしていたはずなのに・・・なぜその結果、権威主義やファシズム・ナチズムのような、自由とは真反対のものにのめり込むようになってしまったのか、ということを論じているようです・・・気になる!
〇「読書について(光文社古典新訳文庫)」(ショーペンハウワー)
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これは、以前から目を付けていた本でした。前評判では、「多読よりも良書を読め」という主張であったり、「本の主張の言いなりになるだけじゃ意味がない。読みながら、自分の頭できちんと思索する必要がある」ということについて論じている本だと、耳にしています。
元々は、同名タイトルの、岩波文庫版の方を購入しようかと思っていたのですが・・・
光文社の古典新訳コーナーにもあったので、さらっと読み比べてみると・・・私の肌には、光文社古典新訳文庫版(鈴木芳子さんという方の訳のようです)の方が合いそうでしたので、こちらをチョイス!やはり、こういうこうとができるので、私は断然、実店舗派なんですよねぇ。
私の読書観、この本で変わるかも!(><)
〇「貞観政要(講談社学術文庫)」(呉兢(ごきょう))
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昔の中国、唐王朝の第2代皇帝の太宗(李世民)と、その臣下と議論を交わしあったり、臣下からの進言について書き綴られた書物です。
この貞観というのは、歴史の元号でして、この貞観の時代というのはとても政情が安定し、良い治世が行われたようです。
なぜこの時代に、そのような良い治世が行われたのか、そのエッセンスは何だったのか・・・そのようなことのヒントが書かれてある書物のようです。
なお、本の帯には「徳川家康も明治天皇も読んだ」とのこと。また、日本の各界を代表するリーダーにも、多く読者がいらっしゃるようです。
ちなみにこの本、文庫にしては結構なページ数(772項)があります。文庫なのに定価2310円。文庫版なのに、お財布にこの破壊力でございます。
なかなかのボリューミー・・・♡
〇「風姿花伝(講談社学術文庫)」(世阿弥)
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恐らく、学生時代の社会の授業で、「風姿花伝」であったり、「観阿弥」や「世阿弥」の名前を目にした人も多いんじゃないでしょうか。
また、高校の古典の授業で「秘すれば花」のくだりを勉強された方もおられるでしょう。そうです、あの本です。
この本も、いろんな出版社から訳書が出ています。数社のものを立ち読みで見比べ・・・私の肌に一番合いそうなのは、講談社学術文庫版でした。
昔、高校の授業からだいぶ時間がたった後に、「論語」を改めて本屋で買って読んだとき・・・なんというか、不思議な懐かしさがありました。そして、今回の「風姿花伝」にもそういうものを感じています。
若かりし頃の記憶が読みがえる・・・かも!
〇「自省録(岩波文庫)」(マルクス・アウレリウス)
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時はローマ帝国の時代、パクス=ロマーナ(ローマの平和)と呼ばれる時代がありました。そして、その時期の安定した政治を支えた五人の賢帝がいたのですが・・・マルクス・アウレリウスはその最後、五賢帝時代の最後の皇帝です。
彼は、軍略よりも哲学の方に関心があったようです。この「自省録」は、そんな彼の、透徹した内省による言葉が散りばめられている・・・と、事前の評判では聞いていますが、果たしてどんな内容なのか・・・!
※そういえば、本屋の棚のPOPで、「ミステリと言う勿れ」にて『「自省録」が大きな鍵に!』と、大々的に宣伝されておりました。
ドラマは全く見ない私にとっては「へぇ~」でしかなかったですが、きっかけは何だとしても、こういったところから、古書・古典に興味を持つかたが増えると、単純にうれしいなぁって思います♪(^^)ただ一つ・・・ドラマから飛んでくる人に対して、岩波文庫版の「自省録」は、ハードルが高めかもしれない・・・というのが若干気になりました。岩波文庫は正直、ちょっと込み入った本を読むのに慣れていないと、厳しい文体のものが多いです。慣れていない人はどうか、ライトなのから入る方がおすすめですよ!(^^)
全部読み終えるまでには、それなりに時間がかかりそうですが・・・読書後の感想も、いつかアップできればと思っています♪
さぁて、楽しみだ!
・・・おわり
※※※ ここからはお知らせ ※※※
いつもは、子どもにまつわる防災&応急手当に関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!
また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!
※※※ お知らせ終わり ※※※