【詩】誰にも言えない
最低な友達に電話して
低劣がこぼれるような瞬間。
僕はストロングの空缶をゴミ箱に捨てて
可憐な気品をまとうフリ。
約束の時間に少し遅れて
やがて感情は擦り切れた紙幣に似てくる。
人恋しい季節だからなのか。
それともそういう局面だからなのか。
誤作動を起こした脳みそを
口から吐き出したくなる不快感は
虫ケラな生き物を
軽蔑する時のそれと良く似ている。
最低な友達に電話して
低劣がこぼれるような瞬間。
僕はストロングの空缶をゴミ箱に捨てて
可憐な気品をまとうフリ。
約束の時間に少し遅れて
やがて感情は擦り切れた紙幣に似てくる。
人恋しい季節だからなのか。
それともそういう局面だからなのか。
誤作動を起こした脳みそを
口から吐き出したくなる不快感は
虫ケラな生き物を
軽蔑する時のそれと良く似ている。