「ファンの呼称」問題について。
こんちゃ。
先日かねてより行きたいと思ってたユニゾンの「Normal」ライブツアーの当落に無事落選しました。FC入っててこれなので今すぐUSGサイドは直ちに「SSR」にツアー名称を変更すべきだと思います。
選ばれしユニゾンファンはライブ楽しんでね。
さて、そんな前談が関係あるような、ないような。そんな話。
自分がかねてより思っていた「ファン」と「その呼称」について自分なりの考えを書こうというのが今回の記事のテーマです。
きっかけは、先日日向坂46の高瀬愛奈というメンバーのSHOWROOMを見て。
実際問題、グループの中で小坂・かとし・キャプテン・京子並みに目立つメンバーではなく、
自分的にもアイドルとしての最推しメンという訳じゃないんだけど(TOP5には入る)(推しの方ごめんなさい)
「人」としては潮紗理菜と並んでまなふぃ(彼女の愛称)が1.2を争うぐらいに好きなのよね。
それがなんでかと考えると、
マカシー(潮紗理菜)は性善説の塊(だと思ってる)で、俺に無いものをめちゃくちゃ持ってる人に見えて、
まなふぃは良くも悪くもアイドルっぽくない感性を持ってる人で、
メディアの発言とかの断片的な情報で見る限りだけど、
かなり自分とシンパシーを感じる価値観をしてそうなんだよね。
そして、それを世間に見つかる立場の中でしっかりと発信してくれてる。
自分がオードリー若林とかハライチ岩井が好きなのはそういうことなのかも知れない。
で、話は戻り彼女のSHOWROOMを観て。
自分の中でそうそう!と思った言葉があったのね、
日向坂46ファンには「おひさま」という名称があり、
各メンバー推しにも其々何とかという呼称があったり、
先日にキャプテンのSHOWROOMで彼女が呼ばれたい愛称とそのファンの呼称をどうするかという話が挙げられ、それっぽいのが決まった。
で、それを受けて数日後彼女の配信で
ファンのコメントで「まなふぃはファンの呼称とか作らないんですか?」的な話題が出た。
それについてのアンサーとして本人は、
「明確な呼称を付けることで新しく好きになってくれた人がそこに踏み込み辛くなるかも知れないからあえて呼称を定めることはしない」
「強いて言うなら自分を応援してくれる皆がまなふぃ」
という論旨で語っていた。
凄い。アイドルという立場で言葉を選びつつの完璧な発言だと思った。
自分の価値観をしっかりと伝えつつ、
なおかつ傷つくファンが出ないように話している。
バンドマン等その他の音楽表現者ならもっと粗い言葉でも波風立たないかも知れない。
仮に自分ならそういう誰かしらは傷つける表現しか思いつかない。
アイドルという職業は良くも悪くも擬似恋愛みたいな要素がある中、
世間からこれでもかと甘やかされる側面と、
逆に隙あらば叩かれやすい側面があり、
比較的世間の全方位に気を遣って発言・行動しなければいけない立場なんだと思う。
そして上記の本人の発言の中でさり気に「まなふぃは概念」という前後の文脈を読まなかったら突っ込まれまくるネタを差し込む。
で、SNSで大喜利が始まる。という隙を作る。
そこまで本人は意図してなかったかもしれないけど、
このバランス感覚で自分の閉塞感を発信してくれるという点で、アイドルっぽくないようで、彼女は実はめちゃくちゃアイドルっぽいのかも知れないな、と思った。
ここからはまなふぃ全く関係ない自分の価値観。
例に挙げると「おひさま」とか「きょんこいず」「〇〇クラスタ」的な呼称を悪く思ってるわけではないです。あくまで自分の好みってだけで。
むしろそういうのがあった方が特にアイドル文化では健全だと思います。
バンド界隈だと思うとこあるけど。
ただ、自分がそういった形でファンであることを必要以上に自称・表現したくないなあ、とは思っていて。(あくまで自分の話ね)
同じ一つの対象が好きなファンの中にも一人ひとり色んな価値観があって、
好きになりかたもそれぞれ色んな「好き」がある訳で。
自分という「1人」が能動的に「好き」を見つけたというだけで。
そこに固有の名称を付けて共同体化することが何か宗教っぽく感じてしまうんだよね。
ファン=その共同体になるべきだ的な価値観というか。
総じた呼称がある事は勿論否定しないけど、
自分がそれを積極的に名乗りたいかというとしんどいものがある。
ただ誤解してほしくないのが、
音楽だったり、ゲームだったり、何かの作品に対して、はたまた仕事だったり同じ対象を好きでいてくれる人がいるのは嬉しいし、そんな誰かと対話することで自分が得られるものは沢山ある。
自分の好きなものを他人と共有するだけで単純に楽しい気持ちはある。
それでもただ、その呼称に半強制的に自分が組み込まれるのは、
なんか苦手だなぁ〜、と。
自分は自分の形で「好き」を表現したいなあと。
色々理屈こねくり回したけど単にそれに尽きる。
多分これは「陰」かつ「捻くれ」感性なので
理解できない方が多数なんだと思うし、別に共感も求めない。
ただ、自分の「好き」は嘘偽りないし、
ファンの中でもそんな存在があるということも認識してほしいなという感じ。別に日向坂46だけに限らずにそんな感じ。
そんな一ファンの戯言。
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