~サークル名の決め方~ ゼロから始める文学フリマ入門 Vol.1
どうも、初めまして。
文学フリマなどの文芸即売会に参加して7年、30冊の同人誌を手掛けてきた、崩れる本棚のウサギノヴィッチと申します。
このnoteでは、ゼロからでもわかる文学フリマの出店方法を書いていこうと思います。
つまり、一人や仲間内で文学フリマに出ることに臆している人たちにそっと後押しできたらと思っています。
さて、今回はサークルを立ち上げてみようという話です。
サークルを立ち上げてみないと文学フリマには参加できません。
そして、それが屋号になり、自分たちの顔になります。
だから、重要と言えば重要です。
なので、参考になればと思い、4つのサークルさんから、名前の由来を聞いてみました。
参考例
〇「羊目舎」 遠藤ヒツジさん(@end_of_hitsuji)
うちは元々ペーパーカンパニーなサークル「羊網膜傾式会社」(同人4名)として立ち上がってて、
名前の由来はあんまり覚えてないけど、語感のごてごてした感じを気に入ってつけてましたね。
で、その後なんやかやで僕の個人サークルになったタイミングで「羊目舎」になりました。
羊は僕の名前と前身の踏襲して、目も網膜の連想から舎は会社からもっと牧歌的な雰囲気に移行させたい思いからです。
あと「羊網膜〜」は宛名書くの面倒だったので、書きやすい「羊目舎」にしたというのも大きいです!
サークル名は色んな場面で書くことが多いので、あんまりゴテゴテしてないサークル名にすることオススメだと思います!
遠藤ヒツジさんは小説も詩も書く人なので、ハイブリットな人なのですごい人です。
作風は不思議な作風が多いです。多作な方なのできっとあなたに合った作品が見つかると思います。基本的には純文学で活動でしていますが、ポエケットという即売会に出店したり、ポエトリーリーディングのイベントの主催しています。
〇「ザネリ」 オカワダアキナ(@Okwdznr)
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の登場人物からつけました。ザネリは意地悪な子であんまりいい役どころではないんですが、人間ぽいなと思います。
悪党以前の幼さ、小ささというか。そういう人の小説を書きたいなあと思ったのと、わたし自身わりと意地悪な性格なのでザネリの名が合ってるかなあと思いました。
あとなんか響きがいい気がしています。
オカワダさんも多作な方で、本を出している数は多いのではないでしょうか。
また印刷技術もこだわっているらしく、本へのこだわりを持って作っています。
作品の中身は純文学を書きつつBL 作品が多いイメージです。でも、なんか感情移入しえしまい、終わりの方には感性がグズグズになってしまいます 。
〇「ヲンブルペコネ」 落山羊(@You_Ochiyama)
名前の由来は「声に出して読んだ時に気持ちいいし、見た目が楽譜っぽくてかわいいから」です。意味とかはないです。
ぼくもこの名前が好きで時々口に出してしまうときがあります。語感が大事だっていうのもありますよ。
落山さんは、出会った当初は純文学にいたのですが、最近はエンタメの方に移籍したようです。
作品はとてもきれいな文体で読みやすいものを提供してくれていると思いきや……!?
〇鳩の缶詰 無月彩葉(@10bo72ok)椿ツバサ(@DarkLivi )
鳩の缶詰はイベント出展を中心に活動する一次創作サークルです。
主に短編〜長編の小説冊子を年に二回以上東京を中心に頒布しています。
サークル名に入っている「鳩」は、伝書鳩のように言葉を運ぶ鳥であり、幸せの象徴でもあります。
つまり鳩の缶詰とは、言葉や幸せが詰まった缶詰ということ。
しかも蓋を開けるまで何が入っているか分かりません。
何故ならジャンルに縛られない創作を大切にしているから。
SF、ファンタジー、恋愛、ミステリー……どんなジャンルでも生み出します。
鳩の缶詰であなたの好きな物語を見つけてください。
(転載元 https://hatokan.amebaownd.com)
鳩の缶詰さんは、ジャンルを問はないサークルさんで、おもちゃ箱の様に色々作品を出していくみたいです。
彼女たちのサークルのすごいところは、有志を募ってアンソロジーを作ることです。けっこう、ボリュームのある本になります。
彼女の作風は商業誌のような同人誌としては読みやすい文体で、比較的に難なく読めると思います。
さて、ここまで書いてきてそれぞれの思いだったり、意味づけがされているのが感じられると思います。
そのなけで、うちのサークル、崩れる本棚だけが意味を持たないのでいます。
サークル名を考えているときに、たまたま本が崩れた。
そのことを、メンバーが「本棚崩れた」と言っただけです。
深夜のテンションに近い部分もあったのかもしれません。
でも、こういう偶発的な事件で名前が決まる可能性もあって、それが7年も続くんです。
考えているときに……
考えているときにどこか廚二病的な感覚に陥るときがあるかもしれないですが、小説のタイトルを考えると同じような気分で、
いや、それよりもちょっと重要度あげてこれからお付き合いをしていくサークル名なので、長く使えるように。
最初は恥ずかしいかもしれないですが、段々と回を重ねるごとに慣れていきます。
安心してください。
サークルは一人でも参加はできます。現に、今回あげたサークルさんの三つは一人サークルさん。
ぼっちだと寂しいと思うかもしれないですが、あなたは文学フリマに参加して、きっと人間関係を広めて帰ってくるでしょう。
最初はだめでも、1回より2回3回と回数を増やすごとにきっと顔なじみになります。
難なら、私のサークルに来てください、私と交流することでもう人間関係は広まります。
その間にサークルメンバーと話すなり、一人で考えるなりしてください
次回、あげる記事でお近くの文学フリマに申し込んでしまいましょう。
よかったら、ぜひ次の記事も読んでみてください。
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