#生き方「推しのいる生活」
「朝の3時に起きて出発しますので」。
我が娘は意気込んでいた。
24時間テレビの企画で、
琵琶湖をチームで泳いで横断する、
「琵琶湖横断リレー」というものが行われた。
そのチームのメンバーに、
娘の推しが一員として入っていた。
娘はそれを少しでも見に行きたい、
そして募金をしたいと言った。
「お父さん、どうか運転をお願いします」。
普段、使わない丁寧な言葉も、
悪くないものだ。
予定通り、3時に起きて出発した。
琵琶湖には朝の5時頃に着く。
ただ、午前中までの滞在だと決めていたので、
どこでその中継を見られるかは、
手掛かりが少なく、
一か八かの選択を迫られた。
思い切って、
ゴール地点に最初にメンバーが集まり、
最初に何か中継をするのではないかという、
SNSの情報を信じて、
ゴール地点へと向かった。
たまたま空いていた駐車場に車を停め、
中継場所だと言われていた海水浴場へと向かう。
そこにはテントが張られていて、
何かが行われる気配があった。
早朝であったが観客も待ち構えていた。
少しすると、
「中継が始まるので、お静かに」
と、中継グループの方が言う。
緊張がはしる。
テントより、
1人のアナウンサーが出てこられた。
そして中継が始まる。
「えっ、1人だけっ」。
アナウンサーが場所の説明等をして、
1回目の中継が終わった。
どうする、娘?。
いや、まだ待ってみるという。
そして2回目の中継が始まる直前、
周りから大きな歓声が聞こえた。
そう。
娘の推しの登場。
奇跡としか言いようがない。
娘は大興奮。
それでも放送の邪魔にならないようにと、
必死に漏れそうな声をこらえていた。
「もう、めっちゃかっこいい〜〜〜♡」。
昼からは車内のテレビなどで応援したのだが、
推しのアイドルは、
無事にチームで琵琶湖を泳いで横断した。
最後に泣きながら、
「良い夏でした」と語っていた。
娘も、
「うん、私も良い夏でした」
と涙を浮かべながら言っていた。
推しのいる生活。
普段は早起きが苦手な娘が、
1番早く目覚めて準備を始めた。
車中でも、
とても明るく会話をしていた。
到着後、募金もした。
そして、
推しの頑張っている姿を見れたから、
明日から、
娘もまた受験勉強を頑張るそうだ。
このすばらしき推しのパワー。
娘にとっても有難いが、
これからの社会の
地域作りにも貢献してもらえないかとも思う。
もっと、
芸能人や著名人が、
日本のために、
地域に出て、
支え合う世の中にしようと、
声をあげて、
良い影響を与えてほしいと思う。
世の中の推しとなれる方達よ、
あなた達のパワーは素晴らしい。
私も、
属する会社のサービスを使ってくださっている、
高齢者の方達の推しになれるように、
少しは、
歌って踊れるようになろうと思った。
まずはボックスステップを、
踏めるようになることから始めよう。
笑いは地球を救う。
<スタエフライブの告知です🎙️🦍>
◎8月28日(月)22:15〜
「笑っていい解!」
彩夏&うりもでお届けします🎙️。
◎8月30日(水)あさ10:00〜
「笑っていい恋バナ!」
恋バナゲスト:ゆきママさん🎙️。
◎8月31日(木)22:15〜
「笑っていい恋バナ!」
恋バナゲスト:だいなさん🎙️。
8月スタエフ夏休み企画を締めくくります✨。