酒・タバコ・ギャンブル等にハマらない理由
私は、時々思う。
自分はなんて刺激の少ない、
平凡な男なんだろうと。
周りの友達はみんな、
酒やタバコ、ギャンブルなども楽しみ、
私からすれば、本当に羨ましく思う。
ちょっと「 ちょいワルオヤジ 」的な
雰囲気にも憧れてしまう。
もちろん友達が過去に一緒に楽しもうと、
色々と誘ってくれました。
お酒は、家系的に弱く、
ちょっと飲んだら、
すぐに顔が赤くなってしまうし、
たくさん飲むと気持ち悪くなり、
全く喋ることが出来なくなり、
「 チ〜〜〜ン 」
の状態になります。
居酒屋の雰囲気は好きで、
始めから酔っているかのような勢いで
会話を楽しめるのですが、
すぐに「 チ〜〜〜ン 」の状態になるので、
友達からは、
「 ただでさえ面白くないのに、
飲むともっと面白くなくなるから、
それ以上飲むな! 」
と止められてしまいます。
タバコは、小学校2年生の時に、
父が亡くなって転校することになり、
その転校先で友達になった男の子が、
自宅で遊ぶ仲になった頃に、
「 タバコ吸ってみないか? 」
と誘ってくれて(笑)、
好奇心で初めて、くわえタバコをしたのですが、
「 オエッ、マズイ!!、コホッ、コホッ 」
と一口くわえただけで終わってしまいました。
おまけに違う日に、
その友達が喫煙をしていることが先生に見つかり、
「 うりもも吸った! 」
と先生に伝わってしまいました。
もちろん、兄からはボコボコにされ、
2度とタバコは吸わないと、
なぜか小学校2年生で決意することになりました。
ギャンブルについては、
「 パチンコに行きたい!! 」
と友達にお願いして、
近所のパチンコ屋さんで、
友達2人と待ち合わせをしたのですが、
当日、友達が2人とも寝坊し、
私はパチンコ屋の前で
1時間くらい待つことになり、
更に雨も降ってきて、
駐輪場の屋根から、
伝い落ちる雫を眺めながら過ごしました。
ようやく来た友達に機嫌を取られながら、
パチンコに初挑戦したのですが、
あっと言う間に1万円がなくなってしまい、
「 こりゃダメだわ 」
とその1回きりになってしまいました。
競馬は、友達と競馬場に数回足を運んだり、
少しの間は楽しめていたのですが、
その当時、気になっていた女子自ら、
「 うりもくん、
競馬に連れて行ってほしい!!」
と言われ、
当日、自分が馬のように
飛び上がる気持ちを抑えながら、
待ち合わせの場所で待っていたのですが、
結局、その女子は現れず、
誘われたのにドタキャンされてから、
なぜか競馬をすることにも、
トーンダウンしてしまいました。
麻雀は、
下手くそながら、何度か徹マン(徹夜マージャン)
をしたりしたことがあるのですが、
自分が 「 ロン!!」と、
上がりのパイを取ろうとした時に、
高校時代にラグビーをしていた時に負傷して、
脱臼癖のあった私の肩が、
調子に乗って手を激しく動かしたせいで、
「 パキッ!!」と外れてしまい、
なんとも大袈裟な上がり方をしたことに、
友達から大爆笑され、
私的にはオイシイとも思えていたのですが、
友達から
「さすがに麻雀で怪我させるのは
気が引けるわ(笑) 」
と、その後の誘いの声が
だんだんとなくなってしまい、
それと同時に
麻雀からも遠ざかってしまいました。
競輪やボートレースは一度も行ったことはなく、
1度誘いを受けたこともあったのですが、
もうその頃にはギャンブルに
気持ちを燃やすこともなく、
すっかり、
「 刺激の少ない、平凡な男 」
になっていってしまいました。
酒、タバコ、ギャンブル・・・、
楽しんでいる方を見ると
羨ましく思います。
私は人生を損しているのではないか
と思う時もあります。
特にタバコは、
良いコミュニケーションツールだと思っていて、
仕事途中に社内の喫煙場所や
外部の喫煙場所等で、
灰皿の周りに人が集まり、
タバコを吸っている風景が
本当に羨ましく思います。
タバコきっかけで
自然にコミュニケーションが取れるし、
更に仕事中に灰皿の周りに
集まっている人達を見ていても、
「 サボっている感じ 」
が全くしないのが特にいいです。
私がタバコを吸わず、
仕事途中にボ〜〜っとしていたら、
きっと、
「 うりもくん、何サボってるんや!!」
と言われると思います。
タバコを吸っていると、
なんか、「 休憩してますねん、私!!」
とメッセージを発信できるのがいいです。
でも、タバコは吸いません。
吸うとまた、
良からぬことがあるような気がして。
家族も、
「 お金が掛からなくていい!!」
「 加齢臭だけで、
タバコの臭いはしないからいい!!」
と喜んでくれてはいます。
少しモヤモヤする気持ちが残りますが。
色んな出来事や理由があって、
刺激の少ない平凡な男として
育ってきてしまったのですが、
これからも
「 ちょいユルオヤジ 」として、
残りの人生を全うしようと思います。
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