#生き方「ツッコミ人生」
「うりもがいると、
なんか盛り上がるなっ」
小学4年生の頃に、
友達に言われた言葉。
心の底から嬉しかった。
母子家庭で家で1人でいることが多かった私は
『これだっ！』
と思ったことを覚えている。
人の会話を聴いて、
お笑いのテレビのように
ツッコミを入れる。
この役割を担えば、
友達と仲良くいられるし、
自分も楽しい。
自分で喋って笑いを取るのが苦手だった私は、
小学生ながらに
自分のコミュニケーションスタイルの原型を
ぼんやりと掴んでいったように思う。
中学生になって、
自分が足を骨折をし、
骨折が治るまでの間、
1人でいる時間が長くなった時があり、
その時期から更に誰かを求めて、
自分から松葉杖をつきながら人に近寄っていき、
積極的にツッコミをするようになっていた。
まずは相手の会話に反応すること。
相槌もツッコミの一部であり
質問することもツッコミだと思っている。
そして会話の内容を受け止め、
内容によっては、
相手の面白さを引き立たせるように
ツッコミを入れて共に笑うこと。
社会人になってから、
福祉の仕事の中で
会話を楽しみながら積み上げていった。
関わる方達に、
会話の心地よさを感じてもらいたいと
いつしか思うようになった。
人生の中で、
自然に体得していったツッコミ。
素人レベルだが、
今では私の
コミュニケーションの武器となっている。
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