つながり活動〜第三者の優しさでつながる〜
私は、第三者の優しさが好きだ。
第三者の優しさとは、
利害関係のない、知らない人に対して、
差し伸べられる優しさ。
今日、スーパーでレジ待ちをしていた。
私の前には、2人のお客さんが並んでいた。
優しい雰囲気の店員さんにレジの精算を進めてもらっているのは、
80代くらいのおばあちゃん。
ふとした瞬間に、
おばあちゃんは手に持っていた財布をひっくり返してしまった。
小銭がいろんな方向に散らばっていく。
すると、
レジの店員さんをはじめ、周りにいた他のお客さん達が、
4〜5人、サッと集まってきて、
おばあちゃんの落とした小銭をみんなで拾い集める。
私の足元にも転がってきたので、私も5円玉を拾った。
小銭を拾った周りの人達は、おばあちゃんの元へ集合した。
その中の1人の方が、丁寧におばあちゃんの財布に
小銭をしまってあげていた。
おばあちゃんは言う。
「 すみません、いつも後ろの人を待たせてしまうので、
焦ってしまうんです。すみません・・・・ 。 」
小銭を拾ってくれた方達は言う。
「 いいのいいの、気にしないで。ゆっくりやればいいんですよ。」
おそらく、誰1人として、
おばあちゃんと直接的な関係はない方達ばかりだったと思う。
アラフィフにもなると、おじさんでも涙腺がゆるくて困る。
なんとか耐えたが、今noteを書いている時でも、ジーンときてしまう。
なんとも素敵な空間だった。
以前から、スーパーに、レジのゆっくりレーンができれば
いいのになと思っていた。
超高齢化社会にあった、環境整備は必要だとは思う。
でも、
やっぱり、人が人に優しい社会が必要なんだと思う。
もちろん人には、
優しくできる時と、優しくできない時、
両方あっていいと思う。
自分のことで精一杯の時は、
自分のことに必死になっていていいと思う。
そんな自分を責める必要もない。
決して、押し付けられてするものではない。
優しくできる時に、
優しくしたいなと思える時に、
目の前の困っている人に、
手を差し伸べられたらいいと思う。
優しさキャンペーン。
期間限定でもいい。
そうすることで、
その日に優しい人は何人かいることになる。
そうやって、交代しながら、
みんなで協力して、
地域を優しさで守っていきたい。
「 第3者の優しさでつながる 。」
第三者の優しさを目にすると、
本当に心が温かくなる。
全く知らない人に対して向けられる優しさは、
本当の優しさだと素直に思える。
私は、
そんな人でありたいと思うし、
そんな社会になってほしいとも思う。