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あなたを否定しているわけじゃない
マイナスな仕事や作品の評価を耳にすると、
「自分という人間そのもの」を
否定されているように
感じることってありませんか。
特に就職活動中、企業から届く
いわゆる“お祈りメール”を見た瞬間、
まるでそれまでの人生そのものを
否定されたように思えて、
次の選考に挑む気力まで失ってしまう。
口では「次だ次!」とか
「自分を採用しない企業こそ見る目がない」
なんて強がってみても、
社会から“NO”と突きつけられたようで、
胸が苦しくなる。
この感覚、いまだに覚えている方も多いんじゃないでしょうか。
仕事や作品の中でも、
誰かから「普通に考えて
ここがおかしいんじゃない?」
「それってちょっと違うんじゃないの?」
とサラッと言われたひと言が、
思いがけず自分の中に
深く刺さってしまうことがあります。
そんな経験が積み重なると、
どうしても批判が怖くなって、
心のシャッターを下ろしてしまう人も
いるはずです。
そんなあなたに伝えたいことがあって、
この文章を書いています。
それは、「その評価や否定的な言葉は
“あなた自身”に向けられたものじゃなくて、
あくまで成果物や行動に対する
フィードバックだ」ということです。
もちろん頭では「そうかもしれない」
とわかっていても、
厳しい意見をぶつけられると
「やっぱり自分はダメなのかな」と、
すぐ自分自身を責めたくなってしまいます。
私も経験があるので、
その気持ちはすごくわかります。
ただ、もしそこを
うまく切り離せるようになると、
評価や批判が
「成長の種」に変わって、
一気に心が楽になります
とはいえ、多くの人が
「頭ではわかってても、
実際は難しい」と感じるのは、
たぶん過去に“評価”が
いつのまにか“人格否定”に
置き換えられてしまった経験をしているから
じゃないかなと思います。
たとえば就活の不採用通知を
「お前はもう要らない」と言われているように
受け取ってしまう。
または上司や先輩が
「お前の考え方そのものが間違ってる」
と言い放つ。
そんなやり方で否定され続けると、
作品や仕事へのダメ出しがイコール
「自分の存在価値の否定」に
感じられてしまっても
不思議じゃありません。
だからこそ、もし今
「私という存在そのものを否定されている…」
と感じているなら、
人格否定の部分はガン無視でいきましょう。
なぜなら、どんな立場や事情があるにせよ、
他人の価値そのものを否定できる権利なんて、
誰にもないのです。
もちろん、我慢はときには必要です。
例えば、長期的に成果を出すために
コツコツ努力を重ねたり、
試行錯誤を繰り返したりするのは、
あなたの力を伸ばすために
必要な“良い我慢”だと思います。
ただ、一方でただ理不尽な言葉に耐え続けるのは
“いらない我慢”でしかありません。
もう一度言います。
「評価はあくまで成果物・行動への
フィードバック」です。
たとえば誰かに「やめとけ」って言われたとき、
「この人は僕の本気度を試しているのかな」と想像してみたり、
「これ、おかしくない?」と言われたら、
「何か相手には気になるポイントがあるのかも」と問いかけてみる。
そこで「〇〇さんならどうしますか?」と
逆に聞いてみると、
意外と有益なアイデアが返ってくることも
あります。
というのも違和感を指摘してくれる人は、
意外と“そこに強いこだわりや得意領域がある人”
だったりもするので、
うまくコミュニケーションが取れれば
味方になってくれたりもします。
そして、いちばん大切なのは
「作品や仕事の否定」と「自分自身の価値」を
しっかり切り分けることです。
「成果=自分」というイメージを手放すだけで、
思っている以上に気持ちが軽くなります。
すると、ちょっとくらい辛辣なことを言われても、
「もっとおもしろくできるかも」
「ここを調整したらレベルアップできるんじゃないか」
と前向きに捉えられる余裕が生まれて、
落ち込む時間も格段に減るはずです。
もし今、「評価が怖い」
「否定的な意見を聞くとすぐに傷ついてしまう」
と感じるなら、ぜひこの“切り離し”を意識してみてください。
私たちが守るべきは、自分の尊厳と可能性です。
成果物や行動への具体的な意見はしっかり受け止める一方で、
人としての価値を否定するような言葉には、
堂々と「それは違う」と返していいんです。
そうやって“自分”と“成果物”を分けて考えられるようになると、
批判やネガティブなフィードバックであっても、
「自分がさらに成長するための糸口」へ
変わっていく感覚を味わえるように
なるんじゃないでしょうか。
就職活動でお祈りメールを受け取って、
「人生すべてを否定された気分」になっていたあのときの自分に、
もし今の私が声をかけられるとしたら、
「それはあくまであなたの一面に対する評価であって、
あなたのすべてじゃないんだよ」と伝えたいです。
そして、同じようにつらさを抱える人には、
この「作品や仕事と自分を切り離す」って考え方が、
少しでも前を向くきっかけになればいいなと思います。
あなたが自分らしく進み続けるために、
ぜひこのヒントを活かしてみてください。
ほなまた!
それでも我慢なら無い人は
思い切って飛び出してみましょう!
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![うらやん / yoridokoro](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157682371/profile_7c760cb071b852ebd39d06a0545a1267.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)