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ドミサブ論

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いわゆるBDSMの主従論に関する個人的な意見です。
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サブかマゾか?

自分がドミサブかサドマゾか分からない、と言う人は結構居ると思う。かく言う自分もそうだった。 「ご主人様」や「奴隷」と言った言葉を使えば、それっぽくはなるが、本質を理解してるとは限らない。 よくよく聞いたら、サブでした、マゾでした、って話しはよくある。 先日、英語のD/sの項をGoogle翻訳して気が付いたのは、その項はあくまでRPとしてのD/sを解説したものだ、と言う事だった。海外のD/sはそうなのかもしれない。 しかし、日本の主従関係は、そんな嗜好により配役という範囲に止

男気と勇気

「抗いがたい圧倒的な男の力に組み伏せられたい」と思ってるのがサブ女性の欲求、気質なのに、その女性に「自分、男気ありますかね?」なんて訊いたんじゃ、その時点でアウトじゃないか。 確かに、自信なんて簡単には身につかないし、失敗も、突発事故も色々あるけど、「動じず堂々」としてなきゃ。 「男気」って、成功体験より、失敗の方からこそ、学び、身につく事が多いと思う。 今の人は、失敗を恐れて、あまりアクティブに動けないから、失敗体験が少なくて、「男気」も育てられないのかも。でも、リングに

自分の価値を自覚しよう

この話は、どうにも理解され難いのか、何度ポストしても反応が薄いが、本来、従者を蔑ろにする様な主は、従者から切られて然るべきなんだよ。 それを易々諾々と関係続けてるから、主が調子こくんだ。 第三者から見て、どう見てもも主従を解消した方が良いと見えても、別れない人が殆どである。 そうした人が求めてるのは、現実的な助言でなく、「大丈夫、きっと大丈夫」と言う励ましの言葉なんだそうである。 第三者がどうにか出来るもんでも無い以上、励ますしか出来ないのが、現実である。 それだけ、臣従

ドミサブの性行為

「主は授乳手コキを求める事が出来るか」と言う課題を考察した事がある。主ヅラして、授乳を求めるのは、格好悪くないか、と言う事である。 しかし、サブ女性からの反応は、そんな主を恥ずべきとはあまり見ておらず、中には求められたら嬉しいと言う人もいた。 この辺り、マゾとサブの違いだと思う。 従者にクンニするのは有りか無しか。 例えば、開脚縛りにした股に顔を埋めてクンニする姿は、主的に有りなのか、と言う問題だが、「使いたい様に使う、使われる」と言うドミサブ的には、大いに有りと言うのが、

手段と目的

ドミ男性に必須の要素は、このポストで言い切ってると思う。 「黙って俺についてこい」と言える男気がなければならないし、不安や動揺を見せないなどの強さも大事だ。 総じて言えば、自信に満ち溢れてる必要がある。 自信の付け方持ち方は様々なんだけど、「自分がサドなのかドミなのか、見極める」事でも、自信が持てると思う。 サブ女性にサド性で接しても、しっくり来ないし、話しが噛み合わない、拒否される、と自信を失いかねない状況になる。 鍵穴にあった鍵を差し込めば、鍵は開くし、それが自信にな

サブの人の気持ち

SMと言うのは、加虐被虐の肉体的快楽が主だけど、 主従と言うのは、支配隷従の精神的快楽なんだよね。ときめきと言っても良い。 SMと主従は別個と考えても良いし、実際には比率の差こそあれ、混合してる場合が多い。 ちなみに、強弱もあって、ソフトSMと同じくソフト主従もあると思う。 D/sというのは、BDSMにおける性的嗜好の事だけど、それを人間関係の主従と混同してる人が結構多い。 それと同時に、主従関係の従属を隷属と混同してる人も結構多い。 主従関係は、極めて対人の指向性の高い関

主従感

ここまでを踏まえた上で、改めて「主従」の骨幹というか、底流にあるものは何なんだろう。 自分は主側になるんで、従側の気持ちを察するに、 主に対する、尊敬、信頼、敬慕、そうしたものかな、と思うんだけど。 自分がSMに目覚めたころは「主従」という概念はほとんどなかったので、ご主人様と呼びかけられる事もなければ、相手を従者と呼んだ事もないんだよね。 ただ、相手を縛って組み敷いて犯してる時などは、征服感があるし、お尻を使える様にした時は達成感もある。 主従関係という言葉は、領主と騎

主従関係の始め方

昨日のスペで話ししてて改めて感じたのは、SMの世界での主従の関係というのは、特殊なもんではなくて、尊敬や信頼を基礎とするならば、普通の彼氏彼女や夫婦でも、当たり前に存在する関係なんだって事。 それを敢えて「主従」という言葉でクローズアップするのは、行き過ぎた男女平等の結果だろうと。 「抗い難い男の力に圧倒されたい」という男の力って、言葉にして表せば「黙って俺について来い!」になると思う。いくら男女平等と言えども、男に従いたい、従わせてくれる男を求めてる女性が居る、それがSM