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サブの人の気持ち

SMと言うのは、加虐被虐の肉体的快楽が主だけど、 主従と言うのは、支配隷従の精神的快楽なんだよね。ときめきと言っても良い。
SMと主従は別個と考えても良いし、実際には比率の差こそあれ、混合してる場合が多い。 ちなみに、強弱もあって、ソフトSMと同じくソフト主従もあると思う。

D/sというのは、BDSMにおける性的嗜好の事だけど、それを人間関係の主従と混同してる人が結構多い。
それと同時に、主従関係の従属を隷属と混同してる人も結構多い。
主従関係は、極めて対人の指向性の高い関係だけど、尊敬信頼を基礎とする関係で、その基礎が揺らいだら、立ちどころに崩れてしまう。

その尊敬や信頼というのは、一目合ったその時から生まれる、なんてのは実際には滅多にない。
お付き合いをしていく過程で、お互いに相手を認め合う事が高じて、作られていくもんだと思う。
相手から「私は奴隷だから」と言われるくらいが、丁度いいのではないか。

主従関係の
精神原理は「信頼と尊敬」
行動原理は「命令と服従」
このどちらもが揃わなければ、主従関係は成立しない。
これは社会的であろう性的であろうとと変わらない。
信頼してるからこそ、安心して命令できる。
尊敬してるからこそ、嬉々として服従できる。
そういうものではなかろうか?

この考えに至ってから、いわゆる「恋愛主従」とそうでない主従の違いについては、あまり考える意味がないと思う様になった。
抱く、抱かれるの関係で、量の差こそあれ、情は混じっているものだし、セフレの関係では主従は成り立たないからだ。

マゾ女性とサブ女性の違い。
マゾ女性は、嗜好のジャンルが明確で、されたい人。
サブ女性は、主のしたい事に応じるのが嬉しい人。
どちらもSMするし、マゾでもソフトな人もいれば、サブでもハードな人もいる。また、比率の違いはあれ、マゾとサブが混じってる人が多い。

使われたい人、奉仕したい人、喜んで欲しい人、叱られたい褒められたい人は、サブ度が高めなので、主従のアプローチをした方が良いと思う。

サブ女性が、圧倒される力を男のどこに感じるかは、まずは言動だろうと思う。
自己が確立していて自信があり、話の前後に矛盾がなく、女性の歓心を買おうと媚びたり、下手に出たりせず、かつ弱さを見せない。意見は意見として臆せず言い、それでいてサブ女性に寄り添える。
そんな所ではなかろうか。


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