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主従関係の始め方

昨日のスペで話ししてて改めて感じたのは、SMの世界での主従の関係というのは、特殊なもんではなくて、尊敬や信頼を基礎とするならば、普通の彼氏彼女や夫婦でも、当たり前に存在する関係なんだって事。 それを敢えて「主従」という言葉でクローズアップするのは、行き過ぎた男女平等の結果だろうと。

「抗い難い男の力に圧倒されたい」という男の力って、言葉にして表せば「黙って俺について来い!」になると思う。いくら男女平等と言えども、男に従いたい、従わせてくれる男を求めてる女性が居る、それがSMの世界で「主従関係」という言葉になって現れたのだろうな、と。

じゃあ、当の男はどうなのか言うと、「黙って俺について来い」と言えないどころか、そう言う発想すら無い人が多いんじゃないかな。こう言うのは、子供の時から「男らしさ」を教育されてないと、なかなか身に付かない。「男の癖に泣くな」とか「女々しい事言うな」とか。

そうした躾けの本質は、「責任と恥を知れ」だった様に思う。 責任というのは相手に対して、恥というのは自己の体面に対して、それぞれ立派にやれ、という事。これを言葉にしてみると、ちょっとカッコいい気がする。要するに、「男らしさ」の根源は、この辺りにあるかな、と。

そもそも、「男」として惹かれなければ、女性は付き合おうとは思わないのだけど、その男を「ご主人様」と思える様になるのは、1回2回会ったくらいでは、そうはならないんじゃないかな。付き合ってる内に、その男の「らしさ」を認知し、信頼感が出来てきて、やっとこそうなるではないかと。

だから、キーワードとしての「主従」とか「ご主人様」から入って、それだけが進行してると、期待はずれだー、みたいな事も多いにあるんじゃないかと。そうなりゃ、従者らしくもならない訳で、男の方も期待はずれ。1回そこらで終了ー、みたいな事もあり得る。

最初のウチは、SMであれ主従であれ、軽くお試し、ごっこレベルにしといて、まずは人間関係が作れるか、気持ち良い事出来るから、その辺りから始めた方が良いんだろね、ってのが昨日のスペースでの話しでした。
楽しい相手、気持ち良い相手とは、また会いたいしね。


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