マガジンのカバー画像

I say Love!

15
「愛」とか「性」とか「恋」とか。そんな諸々について勝手気ままに書きます。
運営しているクリエイター

#日記

夫婦の「それでも」を知りたい

夫婦の「それでも」を知りたい

先週、イライラを加工も包みもせずにぶちまけたのだろうなというLINEが夫から送られてきた。

どうやり取りしても火に油で、最後はヤケクソになったのか放り投げられて終了。コミュニケーションも何もあったものじゃないやり取りに疲弊して、心が無になった。

その後、狭苦しい2DKで家庭内別居状態に陥った。元から生活リズムが異なってはいたのだけれど、顔も合わさなければ会話も皆無に。

接しさえしなければわた

もっとみる
祖父のこと

祖父のこと

「3」という数字を見ると、心がざわり、とする。

今日は祖父の命日だ。3月3日ひな祭り、午前3時頃に亡くなった。わたしが9歳、小学三年生の頃のことだ。

「お葬式」というものを言葉だけで聞いたことはあったけれど、「死んだ人」を見るのははじめてだったし、参列したのもはじめてだった。

突然の死だった。数え年で還暦の、急な死。駆けつけた親戚が祖父にすがって泣き崩れていたこと、通夜や葬儀で嫁である母が泣

もっとみる
「天才作家の妻」とわたしの祖父母と。

「天才作家の妻」とわたしの祖父母と。

母の実家に帰省すると、夜はいつも酒盛りだった。祖父母はともに酒に強くて、母が子どもの頃から晩酌が恒例だったらしい。

母も酒には割と強い。そして、わたしもどちらかというなら強い方だ。

たくさんの刺身やカニ、寿司を食べ、満足したところで妹とトランプをしたり絵を描いたり。祖父母と両親は引き続き酒を飲みながらわいわいと盛り上がっている……というのがいつもの光景だった。

たいがい、飲みすぎて酔っ払った

もっとみる
「いい」が指す条件の曖昧さ

「いい」が指す条件の曖昧さ

オリエンタルラジオの中田敦彦さん(あっちゃん)の、「いい夫やめます」という記事を読んだ。

記事はこちら。

妻がほかの女性たちと話す中で「いい夫」比較をしてしまい、求めるラインがどんどんうなぎのぼりになってしまっていたのでは、と。

妻のために求められることに応えてきたのに、結果的にそれが妻の中で「当たり前」になってしまい、夫婦にとってよくなかったのでは、と。

カウンセリングを受けてみたら、自

もっとみる
#7 かわいく頼むなんてできない

#7 かわいく頼むなんてできない

夫が家事や育児に非協力もいいところだった時期のこと。わたしは高さ180cm、幅50cmほどの本棚をひとりで組み立てた。

そのことを、何とはなしに友達(ママ仲間)に話したら、「そこで頼らなきゃー!」と言われて、「ええ……」と思った。

「できない。やって♡」という妻の方が、夫は頼られていると思ってやる気が出るよ、ということだった。うーん、まあ、頼られたら嬉しい、という気持ちはわからなくもないけれど

もっとみる
#6 あえてスルーする必要性

#6 あえてスルーする必要性

先日、朝っぱらから子どもたちが用意をしなかったり喧嘩をしたりとややこしかった日に、夫が暴発した。

それまでにすでにわたしが叱り散らしていたので、偉そうなことは言えない。だけど、「いや、ふたりで怒るのはダメだろ」と思い、わたしが何とか怒りを抑えて送っていった。(本当は夫に送りを頼んでいた日だった)

夫は夫で、「そっちだって怒っていたくせに、俺が怒り出したら不満そうにするのはおかしい」と苛立ったら

もっとみる