見出し画像

2024年7月10日 読むべき本はどこまでも


私にとって、本はお菓子のようなものです。
手に入れたら、しばらくの間、自分の思考をさまざまに、刺激し
時には知識を増やしてくれるものです。
「本を読むのは大変」とか「本は難しい」という気持ちが
歳を重ねて、以前よりはわかるようになってきました。
目が疲れる、なかなか理解できない、
読むということに体力や気力が関係するようで、
子どもの頃ほど、たくさんの本を素早くは読めなくなっています。

それでも、やはり、本は楽しいもの、わくわくするもの、お菓子のようなものです。
綺麗に並んだお菓子屋さんのお菓子というよりも、雑多な駄菓子屋でおもいもかけず、
美味しい駄菓子を見つけるとか、
駄菓子についていたくじに当たるとか
そういう感じに近いかもしれません。

お金や図書券を握りしめて本屋や古本屋へ向かい、限られたお金をできるだけ有効に使おうと、店内をひたすら歩き回って、購入する本を探したこと、
貸し出し制限のギリギリまで本を借りようとして、気になった本を取り出したり、しまったりと、図書館の中をうろうろしたこと、
借りたもののほとんど読めずに返すことになった数多の本、
期待せずに読み始めてどハマりしたいくつかの本、
そういう過去を思い出します。
駄菓子は、ノスタルジックなお菓子ですが、
私にとっては、本そのもの、本を選ぶこと、買うこと、読むことも、
子どもの頃を思い出すしかけのひとつ、ノスタルジックな装置かもしれません。

色とりどりに工夫を凝らされた書影は、カラフラなパッケージ、
様々な厚みは食べ応え、
多様なフレーバー、
複雑な食感からシンプルな食べ心地のような読んでいる最中のタッチ、
包み紙ならぬ、紙質の違い、
そして残る読後感、後味。
こんなに本とお菓子には共通項があります。
ただし、本には賞味期限や消費期限が基本的にはありません、
数百年前、時には千年前に書かれたものも味わえるのが、
お菓子との違いです。
本は時間経過を乗り越えることがあるのです。

これほど自由に女性が本を気軽に買える時代はないだろう…と思うと、ついつい財布の紐が緩くなってしまいます。
現在、我が家には、
「むかーしむかし、
布団の横に本の山が、
本棚に本の山が、
そして床に本の山がありました。
そのどの本も読んでいない本でした(続く)」
とあまりにもくだらないお話を作りたくなるほどに、
読んでいない本が積まれています。
正確にいうと
そこには、数ページは読んだけれども最後までは読んでない本も含まれています。
本を買いすぎているのです。
わかってはいるのですが、
面白そうな本の宣伝を見てしまうとどうしても購入してしまいます。
購入できるという自由を謳歌したくなるのです。
今日は現在、積んである本(趣味や楽しみのための本のみとする)のリストを作ってみました。
夏が終わるまでには半分以下に減らしたいところです。
SF小説や社会学的な本が多いのは今の気分です。
占いの本があるのは占いを勉強したいという気持ちがまだ消えていないからです。
これ以外にも本はたくさんあって(後述する)、
読むべき本は、どこまでも沢山あるのだ、と感じます。
秋になるまでに、一冊でも減らしましょう。
(でもまた増えそうですが…)


積読リスト:


※仕事の本はのぞく。
仕事の本だけで15冊は積んであるが、ああいう本はすぐ絶版になる。必要な時にないと困るので、購入後読んでいないとしても、良しとする。
※※Audibleでリストに入れたまま置いているものは除外する。
運動用BGMとして分類するため。

以下は、積んである本の一覧である。
先に述べたように数ページ読んでいるものも含む。

佐宗邦威 NHK100分de名著 キャンベル 千の顔を持つ英雄 成長をもたらす旅 
→手つかず

松田雅子 マーガレット・アトウッドのサバイバル ローカルからグローバルへの挑戦 小鳥遊書房
→大事にしすぎて、手つかず

赤坂真理 安全に狂う方法 アディクションから掴み取ったこと 医学書院 
→数ページ読んだが、難解で詩的で衝撃。

アンデシュ・ハンセン マッツ・ヴェンブラード メンタル脳 新潮新書 
→一回読了。さほど新しい発見はなかったが、読みやすかった。

林田敏子 レクチャー 第一次世界大戦を考える 戦う女、戦えない女 ー第一次世界大戦期のジェンダーとセクシュアリティ
→手つかず

⑥⑦

ディヴィッド・ウェリントン 妄想感染体 上・下 ハヤカワ文庫
→1ページ読んで停止中

テッド・チャン 息吹 ハヤカワ文庫
→短編集の一つ目を読んだが一つもわからずそこで停止

ベンハミン・ラバトゥッツ 恐るべき緑 白水社
→1ページ読んだが停止

10.

萬屋博喜 SFマンガで倫理学 何が善くて何が悪いのか さくら舎
→購入後すぐ、半分まで読んだ。面白くて比較的読みやすい。

11.

日本SF作家クラブ編 SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて 社会評論社
→座談会を数ページ読んだ。

12.

松村潔 魂をもっと自由にするタロットリーディング 説話社
→数ページ読んだ。全くわからない。

13.

いけだ笑み ホロスコープが読めるようになる西洋占星術 説話社 占い選書20
→8割読了。ものすごく面白いくて濃密。大事なところばかりの本。

いいなと思ったら応援しよう!

千歳緑/code
気に入ったら、サポートお願いします。いただいたサポートは、書籍費に使わせていただきます。

この記事が参加している募集