2024年11月6日 偏頭痛持ちのある一日
「世界の破滅は幾度となく予言されたが
それが成就したことはない」ということは良く知っています。
これまではそうだったのです。
それでも、今日は
真夜中の3時に目が覚めました。
トイレへ行く際、
世界はまだ夜で、藍色と灰色の間に沈んでいて、
自分の体の端っこだけが明るく見えました。
生きているものは完全には夜には溶け込めないのです。
こういう時は、目を開けていても閉じていてもあまり変わりはない気がします。
灰色と藍色は全く別の色ですが、うまく混ざり合って夜を形成している、と思いました。半分くらい目を開けてる視界はそういう色で塗られています。それらの色の元では、
凸凹の陰影はあるけれど大した差異はないように見えます。
部屋へ戻り、布団に潜り込みました。
もう一度眠ることは無理だろうと考えていたのですが、
そうでもなく、すんなりと眠りに落ちることができました。
しかし、ずっと頭が振動するような痛み、
小刻みに頭が揺れるような痺れるような感覚があります。
夢も見たはずなのですが、
その揺れの方が印象に残っていて内容は忘れてしまいました。
ずっと、振動があるような状態のままで
目を覚ましたので、爽やかな朝というわけには行きません。
その上、先日からの胃の重みも消えていないのです。
さらには、冒頭に書いたような、妙に厭世的で世紀末的な考えが頭をよぎります。
これは、見かけたニュースのせいかもしれず、
体調ばかりのせいではないような気もするのですが…。
下戸ゆえに、二日酔いというものにもほとんど縁がないのですが、
1番近いのは二日酔いの朝だろうと思います。
何となく気持ちが悪い上に、
頭は微かに震えるような痛みがあり。
その上、深夜の断片が頭の隅に沈んでいます。
藍色と灰色で塗り込められた世界。
その全てを纏った体は重く、動かすのに、ひどく気合いがいるのでした。
外気に触ると少しばかり気持ちがシャンとしましたが、
しばらくすると、身体は雨に濡れた植物のようにしんなりと斜めになっていくような気がします。
どうも、やっぱり調子が良くないのです。
念のため、頭痛に効く漢方を服用しましたが
15分経っても効果は出てきませんでした。
今日はどうやらイマイチの日のようです。
仕事場について、仕事にとりかかることはできるし、
仕事の判断も可能なのですが
どこかずっと気分が悪いのです。
振動するような頭の痛みは、消えずに、ぼんやりと拡散した形で残っています。
つかみどころのないかすみのような頭痛があります。
「これは偏頭痛の予兆だろうか」と思って、
今度は師範の、頭痛薬(軽め)を飲んでおきました。
ところが、こちらも効いた気がしません。
忙しくない中でも、いや、だからこそ、気分の悪いのは変わらないのです。
その癖、お腹は空きます。
昼ごはんを食べるとますます、鈍く、淡く、気分が悪くなりました。
午後からの仕事ができるくらい元気ではあるのですが
決して本調子ではないという感じです。
悩んだ末に、ロキソニンを飲むことにしました。
このうっすら続いている気分の悪さ、
微妙な気持ち悪さはやっぱり、頭痛の可能性があると思ったからです。
ロキソニンはよく効くからこそ、
頻繁に飲まないように自戒しています。
頭痛薬の第一選択は漢方、ついで、もう少し軽い頭痛薬、
そして最後にロキソニンです。
ひどい偏頭痛がよく頻発していた頃には、
偏頭痛の薬を処方してもらおうかと悩んだこともありましたが、
運動するようになって、頭痛の発生頻度も減ったような気がしたため、
結局、市販の薬でやりくりしています。
さて、かなり気分が悪くなってから、ロキソニンは、10分ほどでめきめき効果をあらわしました。
微妙な気持ち悪さ、微妙な頭の振動のようなものが病んだのです。
世界はくっきりして見えるし、
気持ち悪さは和らぐし、
厭世的で世紀末的な気分も払拭されました。
やっぱり、昨日からのあの調子の悪さは、偏頭痛だと思われます。
その後、仕事に取り組んで、友達と晩御飯を食べて、楽しく喋って、帰宅することができました。
結構、こってりするものを食べることすらできました。
胃が重い癖に強気になれたのは、頭痛が和らいだからです。
ロキソニンに感謝。
今日の発見
・閃輝暗点がはっきり出る状態でなくともきつい偏頭痛はある。
・すっきりしない頭痛の場合、ロキソニンを早めに飲んだ方が良い。
・私の厭世観の7割は偏頭痛が影響している。
・友達と他愛無いおしゃべりをする時、
2人でポッドキャストをやっているとしたら…と考えるとものすごく面白い。
・アメリカ大統領選については考えないことにする