幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は心理療法士の第一人者であるラス・ハリスさんの『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』の一部分です
▪︎本当に幸せになる方法
・ネガティブ思考はだだの妄想
ネガティブ思考は身を守るための防衛本能です。私たち人間は些細なリスクから最悪な状況を想定してしまう癖があり、それが妄想です
事実ではなく、ただの妄想に過ぎませんがその妄想をやめることは不可能です
・ネガティブ思考を言い換える
大切なのはネガティブ思考が思い浮かんだとしても本気にしないことです
例えば、新し挑戦をしたいと思った時に『どうせ無理だ』と考えたとします。その場合は『どうせ無理だという考えを持っていることに気づいている』と心の中で唱えることで、自分を俯瞰してみることができます
ネガティブ思考を真に受けないようにするためには言葉を言い換えることが大切です
・今、現在に集中する
ネガティブ思考に陥ったら今に集中していきましょう
私たち人間がネガティブになるのは過去や未来のことを考えている時です。つまり、暇であるから過去や未来のことを考えてしまうわけです
例えば、スポーツに没頭したり、趣味に没頭したりと今に集中できるものを見つけて打ち込んでみましょう
・価値を感じる行動を起こす
幸せになるためにすべきことは自分の価値に沿った行動をとることです
例えば、Youtuberになりたいのであれば、あれこれ考えずに実際に行動して目指してみることです。自分にとって価値を感じる行動を起こせば、結果に関わらず人生は必ず充実していきます
行動こそが人間を幸せに導く鍵になります
・自分にとって価値のあることを知る
自分にとっての価値がわからないのは、ゴールのないマラソンをひたすら走っているようなものです。つまり、走り出す前にゴールを決めるために自分にとっての価値を見つける必要があります
『1番重視しているものは何か?』『どんな人間になりたいか?』『心の底で欲しいと思っているものは何か?』と自問自答していきましょう
哲学者であるニーチェは『生きる意味を見出した人は大抵のことには耐えられる』と語っており、すぐに挫折してしまうようなものは自分にとって価値のない行動ということです
・価値を感じる行動を小さく起こす
人間はホメオスタシスと呼ばれる現状維持してしまう傾向にあります。つまり、いきなり大きく変化しようとしても無理です
まずは、小さく行動することを意識しましょう。自分にとって価値のあることであると小さな行動の積み重ねに対して幸せを感じることができます
・怖いことから逃げない
人間は辛くても自分の夢に向かって進んでいる時に幸福を感じることができます
毎日お菓子ばかり食べて働かずにお酒を飲むだけの生活を1ヶ月続けていると不幸になるように、幸せになりたければ苦しいことやきついことを受け入れて自分にとって価値のあることを行動していきましょう
つまり、幸福になりたければ怖いことから逃げて楽なことばかりしてはいけないということです
▪︎【結論】人間は不幸を感じやすいように進化してきた
私たちの祖先にあたる原始人は常に外敵や危険にさらされていました
法律もなければ、医療制度もありません。リスクを犯すとすぐに死んでしまう状況でした
つまり、リスクに敏感で心配性の人だけが生き残ることができ、今の私たちがネガティブ思考になりやすいのは危険から身を守るための立派な防衛本能を引き継いだからです
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