ストレス脳 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容は精神科医であるアンデシュ・ハンセンさんの『ストレス脳』の一部分です
▪︎精神的に落ち込んでしまう理由とは?
①命を守るためにネガティブな感情がある
私たち人間の脳には『生き延びて遺伝子を残す』という大きな目的があります
というのも、大昔は飢餓や感染症、怪我や出産で多くの人が死んでいきました。そのような背景もあり、脳は身の回りのたくさんの危険から恐怖や不安といった感情を使って私たちを守ろうとしているのです
つまり、脳が働かなければ不安や恐怖を感じません。脳は目を通して見たものを認識し危険か安全かを瞬時に仕分ける役割を持っています
ネガティブな感情は自分自身を守るためのものです
②うつ病になるかならないかは環境で決まる
何かがきっかけでうつ病になると必要以上に身の回りのすべてのことに恐怖や不安を感じることになります
うつ病を患っている人は電車の中や会社、満員電車などに強い恐怖や不安を感じて動けなくなってしまい、その結果引きこもったり家から一歩も出られなくなってしまうことだってあります
上記の環境を整えることでうつ状態にならずに済みます。詳しくはぜひこの本を手に取り読んでみてください
③健康的に過ごすための鍵となるのが人間関係
この本では孤独に関してかなりのページ数を割いており、心の健康のためには誰かと一緒にいることが重要とされています
1930年代にハーバード大学の研究者たちは『人生に幸せをもたらすものは何か』ということを調べました
すると、ほとんどの人にとって重要だったのはお金でもステータスでもなく、有名になることでもなく『家族や友人、同僚との良好な人間関係』でした
④運動不足であると不安になる
2019年に精神科医の雑誌で発表された結論によると、15分間ジョギングするだけでうつになるリスクが26%も減ることがわかっています
つまり、精神を健康に保つためには毎日15分走るか、1時間歩くことがいいのです
大事なのは心拍数を上げることです。心拍数が上がる運動であれば自転車でも散歩でも水泳でも良い影響を与えます
⑤常に幸せな気分でいられるように作られていない
残念ながら何かを手に入れる幸せは長く続きません
著者であるアンデシュ・ハンセンさんは『幸せになろうだなんて忘れて、ただ自分が意義を感じられることをして誰かと繋がろう』と語っており、自分が何が得意でそれをどんなふうに他人や自分のために使えるのか理解して行動していきましょう
例えば、料理が得意な人は料理で他人を喜ばせたり、勉強を教えることが得意なのであれば教えることで他人を喜ばせていきましょう
▪︎【結論】私たちの脳は大昔から変わっていません
落ち込むのも不安になるものトラウマやうつ病もすべて脳が作用しています
私たちの脳がちょっとした不安や恐怖を感じるのは命を守るための防衛本能であり正常ということです
さらに詳しく内容を知りたい人は下記のリンクから購入を検討してみてください