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タネも仕掛けもないわけない

手を替え、品を替え。


ちゃんと記憶にある初めてのマジックは、
笑点の演芸コーナーのマギー司郎の手品だと思う。


独特のしゃべり方で飄々としている佇まい。
トランプがお休みしていたり、縦縞が横縞~とか、次から次へと手を替え、品を替えて、
お客さんを飽きさせずにきちんと面白い。


そんな風にタネ明かしを最初にしながら、どんどんとみている内に老若男女が笑いながら楽しめる最高のエンターテイメントです。


それでネタの締めにはキッチリとしたマジックを決めて見せるので侮れないです。
ふざけているようで、ちゃんと決めるとこを決める。まさに緊張と緩和の関係で、面白さの倍々ゲームが素晴らしい。


マジック自体は弟子であるマギー審司の方が、
上手に出来るんですって。
(昔聞いたことがあるのは、審司は弟子入り以前から手品をやっていた。それで弟子入りするとネタ以外のことが必要なため、マジックが少し下手になりました。と昔、何かのテレビで見たような)


手品にしても、マジックにしても、上手に出来ることは大事な部分ではあるけど、それよりもネタをやる相手を楽しませることが一番だなぁ。と思うんですよね~。


マジックって書いているうちに、思い出したのは、劇団ひとりが原作、脚本、監督、出演をしている「青天の霹靂」って映画。


主演の大泉洋が差し替えなしで、マジックを実演する映画なのだが、個人的にすごく好きな映画である。


映画自体はタイムスリップものと人間ドラマの合わせ技なんですが、なんかいいんですよ。
自分の出生の秘密とか若い頃の両親とのエピソードとかがなんか沁みるんです。


トランプの2のような人生でも捨てたもんではないのです。トランプの2だって、大富豪なら最強のカードだし、どんな人生にも意味があるし、生きていることは無駄なことはないのです。


映画のタネ明かしは是非映画をご覧頂けると、
助かります。(ストーリーに入り込むと泣けることもあるので、ハンカチはお忘れなく)


ということで、手品に話を戻します。
もう1人、いや2人のおかげで、ボクは手品が好きになりました。


それはナポレオンズです。
ボナ植木とパルト小石の2人からなるマジシャンコンビ。


この2人もあたまが360度回ってしまうとか紙袋から長い棒が出てくるとかのつかみをやった後にキッチリとしたネタを用意していて、それが本当にうまいのだから、手品師というのはやはり口が達者であるべきなのだ。


手品は手は1つだけど、口は3つ必要。
手が足りなくても、口が多くあればなんとかなるということなのだろう。


とはいいつつも、手が上手くなくてはいけないというのが、手品師・マジシャンの難しいところですね。


今ではタネも仕掛けも本当にないんじゃないか!?って思うようなマジックもたくさんありますが、やっぱり昔ながらの手品っていうのも見ていて面白いなぁ~と思う。


どちらも見ている人が楽しめているので、
手品もマジックも出来る人はすごいなぁ~。


というわけで、本日12月3日奇術の日です。
(ワン・ツー・スリー)


個人的には12月3日は猪木の日ってずっと言っているんだけど、なかなか浸透しないんですよね。記念日にも制定されていないのも不思議に思っています。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
クルッルー クルッルー クルッルー




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