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浮気とか不倫とかプリンとか

浮気や不倫をしたことはありますか?
プリンは好きですか?

私はあります。そしてプリンは好きじゃないが少し苦いカラメルの所は好きです。

今回のnoteは浮気と不倫についてなので苦手な方は迂回をおすすめします。
書いている本人は「された側」ではなく「した側」です。


何も誇れる事ではないけど、一つ言い訳をするなら
遺伝的にも浮気しやすい傾向がある。

祖父→父→私の順番で来ている。
これはあくまでも言い訳なので、色々とお察し下さい。

祖父の浮気相手も父の不倫相手も知っている。
小さい頃はそんな父を軽蔑していたが、初めて自分が浮気をした時それが相手にバレてパニックを起こした際、速攻で父親に電話した。アホな娘に自覚はある。

「お父さんは浮気がバレた時どうしてた?」

なんとも滑稽な質問であるが、これは本気で聞いた。そしてちゃんと答えが返ってきた。さすがプロである。

「お前がもし、浮気相手と歩いてる時に恋人と遭遇した時すぐさまどちらか選べる人間が浮気が向いている人間だ。お前がもし悩むならそれはお前自身が浮気に向いてないことになる。」

満点すぎる回答で、当時の状況を重ねた自分はいかに浮気が向いてないということを知った。

この時はね。

そして我が父親ながらまともに回答する清々しさも
今となっては尊敬している。
彼の素直でまっすぐな所はきっといろんな人を惹きつけてきたんだろうなと実感すらする。

そんな経験があるから浮気や不倫が悪いことだと人様に説教することは私にはできない。資格がないと言った方が正しいか、自分が浮気や不倫をした側だからこそこれは生涯言えない。

浮気を肯定する気も否定する気もない、ただ
した側は別によその意見を気にする必要はないと思う。
何よりも向き合わないといけないのは、付き合っている相手で友達でも世間体でもない。

もう好きじゃないから別にいいやテキトーに別れよって思う人もいると思う。それは個人の自由だから特に何も思わない。

ただこれはあくまでも持論だけど、相手を雑に扱えば
自分も人から雑に扱われると私は思っている。

だからいつか自分の立場が逆転した時同じような扱いを受けると思っている。

これからの人生で死ぬ気で人を好きになって愛したとしてもその人から裏切られる未来があるということ。そしてそれが起こっても何も言う資格はない。
自分の過去の過ちが因果としてやってくるから浮気した人は常にこれが付き纏うと思う。

「そんな事わかってるなら浮気しなければいいじゃん」と言われるとぐうの音も出ないのです。

私が浮気した時はバレるかバレないかのドキドキ感っ好きっていうかは、言い訳を作るためにしていた気がする。
もちろん相手との距離感に色んな過程があって、そこに至るわけだけど、何よりも自分が不利になる状態を作ることによって相手の許容を広げるような感覚に近い。

「あれもこれも何度言っても治らないけどまぁいいか自分も浮気してるし」
「ちょっと相手に優しくしとこ浮気してるし」
「こいうところが好きじゃないじゃけど自分はもっとひどいことしてるしまぁいいか」
みたいななんとなく言い訳をしてバランスを取ろうとする。
喧嘩しても、ムキにならず素直に謝れるようになる。
何に謝ってるんだかわからなくなるけど。

なんとも頭が悪いなって思うけどこの時はこれが最善だと思っていた。
これがあるおかげで恋人との関係が円滑にすすむと本気で思っていた。
最善の浮気なんてないのにね。


それでも甘過ぎるプリンに少しのカラメルがあればずっと食べれるって勘違いしてた。そんなことはなかったしやっぱり少し苦いカラメルだけを食べたいって欲が出てくる。いざカラメルだけを食べてみるとドロドロで口当たりも悪くて美味しく感じなくなる。
きっと浮気ってこんな感じ。


それでも、もっと違う形でもっと早く出会うタイミングがあればなんてただの言い訳だし、お互いに比べる対象がいるからこそ惹かれ合う。人が食べてるプリンだから美味しそうに見えてるだけ、相手がいなければそもそも始まっていなかったことの方が多いんじゃないかと思う。
人間様は都合よく解釈するのが好きだからあくまでも自分にとって最善の道しか見ない。

グダグダのnoteのオチが見つからなくなってしまった。
困ったな。

ただ書いてみて思ったけど、過去の恋人たちからありがたいほど受け取っていた愛情を求めるばかりでまったく返せていなかったな。

向き合うことから逃げて放棄して近道だと思っていたいばらの道を進むアホ。
アホみたいに進み続けた結果得た代償は重くて痛い。

いつかちゃんと真摯に向き合って愛情を渡す時、きっとそれは相手に届かない。






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